木々をぬけてワインショップへと続く店舗兼住宅のリノベーション
再出発と再生が織りなす、こだわりあふれるワインショップと住宅のリノベーション。
竣工年月 2019年9月
敷地面積:248.95㎡(75.30坪)
延床面積
1F:102.78㎡
2F:61.92㎡
合計:164.70㎡(49.82坪)
コアー建築工房との出会い
スタッフ:
コアー建築工房との出会いはどこでしょうか?
施主様:
J:COMの番組をよく見ていて、お家の感じが好きだったのでそれで建てられる時には、コアーさんで建てたいなとはずっと考えていました。
木がたくさん使われている事と、珪藻土で壁を塗ってらっしゃるとか、自然の素材を使ってらっしゃる所とかそんな雰囲気が好きです。
それで良いなと思っていました。
家づくりのきっかけ
スタッフ:
家づくりのきっかけを教えてください。
施主様:
元々は福島県で酒販店を経営していたのですが、東日本大震災が2011年の3月11日にあり、そのあとに堺にいる妹の所に子ども達をお願いし、それを追いかけて堺の市営住宅をお借りし避難して参りました。
そこからずっと店を失ってどうやって生きていけば良いか悩んだり、すべて失ってどうやって再出発するか、ずっと悩んでいましたが、少しずつワインを集めたりして、何とか此処にたどり着きました。
福島の自分の町がまだ人が元に戻らない事もあり、周りが優しい方とか面白い方が沢山いるので、居心地がよくて堺市が住みやすく、子供達もおかげさまで地元のお友達が沢山できたので、ここで暮らしていけるかなと思いお家の計画をすることにしました。
コアーとの家づくり
スタッフ:
コアーとの家づくりについて教えてください。
施主様:
すぐに自宅を見に来て下さって、建物もまだ新しかったので、新築にするよりも改装が出来るから、その方が良いんじゃないかって事で改装にしました。
倉庫が置ける場所と、食器とワイングラスが沢山必要なので、ワイングラスがキチンと置ける場所と収納が出来るようにと。
後は座り心地の良いテーブル、居心地の良い場所が欲しいなど私の希望は伝えましたけど、これはこういう風にした方が良いとか、こういう風に出来るっていうのは、コアーさんの設計の方が教えて下さいました。
細かい所まで良く色々教えて下さるし、だいぶ面倒くさい事を申し上げましたけど、しっかり答えて下るので、良かったと思います。
こだわりポイント・お気に入りの場所
スタッフ:
こだわりポイント・お気に入りの場所はどこでしょうか?
施主様:
ワインは温度の安定と湿度が大事で光があまりよくありません。
今までお酒の温度管理に一番こだわりを持って、商売してきたので、ワインセラーは色々コアーさんに難しい事ばかり言って断熱材をかなり厚く入れて頂いきました。
お庭は私が一番気に入っている場所です。
こんな風に変わるのかって言う位変わりました。
凄いですよね。
ちゃんと山に連れて行って頂いて、私の好きな木をどれが良いかって、造園屋さんと二人で山の中を、沢山見せて頂いて、この木とこの木とこの木が好きです。
って言ったら全部好きだから決められないなっていう話になりこんな感じでお願いしますってお伝えしたら、私の想像をはるかに超える素敵なお庭が出来ました。
これからの暮らし
スタッフ:
これからの暮らしについて教えてください。
施主様:
ワインをテイスティングする時とかに、お料理と一緒にワインを頂くいたり、料理に合わせてワインを飲んだり、ワインに合わせてお料理を作るっていうのをずっとしていました。
美味しく出来た時には主人がワインをテイスティングする物を持ってきたりして。
美味しいワインが沢山あるので、そういう風に皆さんにもして頂けるような場を作りたいと思います。
お友達の家にちょっと行ってご飯を食べるような感じで、そしてなんかワインをちょっと飲もうかなっていう風になるような、そんな楽しい、落ち着いてゆっくり過ごせるような場所にしたいなと思っています。