目指しているのは「しおらしき家」
しおらしい。
それはおとなしく、従順であるということ。
「家は街の、自然の一部である」ということを
私たちはとてもたいせつにしています。
伸びやかな室内空間を確保しながら、
低いフォルムで佇むようなデザインが多いのは、
これからその場所で、街の景観を担っていくため。
設計の前にその土地の年間の光や風の動きを調べるのは、
その土地ならではの自然の変化を受け入れ、
心地よく暮らせる工夫を考えるため。
考えてみれば、私たち人間もまた、自然の一部です。
光、風、雨、四季。
実にさまざまな自然のうつろいの中で、
私たちはまいにちを営んでいる。 だからこそ、
この先長きにわたって暮らす街や、
自然の前で謙虚であること。敬意を払うこと。
私たちコアー建築工房が目指す「しおらしき家」には、
そんな思いが込められています。


