店舗と住宅②創作和食店
物語に出てくるような緑生い茂る外観。
石のアーチをくぐると現れる木の扉。
扉をくぐると、お腹をくすぐる匂いと
素敵な空間が迎えてくれます。
今回は、常連さんに愛される
創作和食のお店が併設されたお家へとお伺いしました。
2015年2月 竣工
延べ床面積: 201.24㎡(60.87坪)
懐かしさを感じる味のあるお店を目指して
スタッフ:
お店の設計とコンセプトを教えてください
店主:
店のコンセプトは、誰もが知ってる有名なお店というのではなく 「自分が一番大切な人と行きたいお店」。
コアーさんで建てるときは、新築だけどピカピカの新しい雰囲気ではなくて
色とか、木の感じとか古い感じ・懐かしい感じのするお家に
して下さいとお願いしました。
10年たって上の階はさすがに子どもがいますので
壁がちょっと剥げたり凹んだりしてますが、お店に関しては
多少傷や汚れはついてきましたけど、シミ一つが味になってきたかな
という気がします。
9割方、お名前のわかるお客様なんですが、リピートで来て下さる方が多いんです。
料理は出す品も量もお任せするというやり方なので、賑わうという風には
いかないですけど、ヒマな時もあれば忙しい時もあるという感じです。
常連さんが「宣伝してあげたいけど、あまり人に言いたくないんです」
なんて言ってくれます。
スタッフ:
それはとても嬉しくなりますよね。
店主:
すごく嬉しいですね。
時代が時代なので、儲けようと思ってしまうと、きっと自分達がやりたいことから
外れて行ってしまう気がするんです。
だから、想いは今のままでゆっくりとして頂ける店・ホッとして頂ける店を
維持していきたいと思ってます。
お店を始める時はいろんな事が重なって必死だったんですが、
コアーさんはそれに応えて下さいましたし、スタッフひとりひとり、
皆さんが一生懸命になって下さったので、気持ちの部分ですごく力をいただいていました。
またそういう機会があれば、想いを汲んで下さるんじゃないかなと思います。
もし、仮にセカンドハウスを建てたいと思ったときには、
コアーさんにお願いしようと思っています。
スタッフ:
ご自宅への愛着がすごく感じられる、素敵なインタビューをありがとうございました。