今回はコアーのオススメ「モノ・モノ」さんの椅子をご紹介させていただきます。
少ない持ち物でゆたかに暮らす。
「モノ・モノ」さんでは、40年以上そんな提案を続けておられます。
キーワードは[一机多用]イッキタヨウ。
ダイニングテーブルを食事だけでなく、くつろぎのスペースとして活用できれば、ソファーが不要になります。
限られた空間をすっきり、広々と使うことができます。
[一机多用]に適したテーブルの高さは61㎝がベスト。
標準的なダイニングテーブルより10㎝ほど低いサイズです。
それに合わせる椅子は、座面が思いっきり広くて
高さはやや低めのほうが気分がいい。
なぜなら、靴を脱いで暮らすのが日本人だから。
工業デザイナーの秋岡芳夫さんが唱えた身度尺の考えを
モノ・モノさんは今も忠実に守り続けていらっしゃいます。
・どっしり座れる【トヨさんの椅子】
発表年:1955年
デザイン:豊口克平


このおおらかなデザインは、実は雪の塊から生まれたそうです。
人間工学の概念がまだない時代、デザイナーの豊口克平は、雪の塊の上に腰かけ、お尻や背中の形を写し取ることで
身体にも最も負担の少ない椅子の理想形を導き出したそうです。
大柄な男性でもしっかりと受け止めてくれる万能椅子です。
・組み合わせて使う【親子の椅子】
発表年:1980年
デザイン:秋岡芳夫


「主婦は三食昼寝つき」といわれた昭和のよき時代、
この椅子には「女の椅子」という名前がつけられていました。
家族がいない日中、空いた椅子を連ねると横になれるからだそうです。
その後、働く女性が主流となり、「親子の椅子」と改称されました。
親子が仲よく横並びに座り、コミュニケーションできることから
子育て世代にぴったりな椅子として、再び注目を集めています。
「モノ・モノ」さんの椅子はコアーの本社に設置しております。
見学会にも設えとして持っていくこともございますので、ぜひ一度座ってみてください!
もちろんコアーで注文も承れます。
(吉瀬真)