暮らし

コアー オススメの椅子

今回はコアーのオススメ「モノ・モノ」さんの椅子をご紹介させていただきます。

少ない持ち物でゆたかに暮らす。

「モノ・モノ」さんでは、40年以上そんな提案を続けておられます。

 

キーワードは[一机多用]イッキタヨウ。

ダイニングテーブルを食事だけでなく、くつろぎのスペースとして活用できれば、ソファーが不要になります。

限られた空間をすっきり、広々と使うことができます。

 

[一机多用]に適したテーブルの高さは61㎝がベスト。

標準的なダイニングテーブルより10㎝ほど低いサイズです。

それに合わせる椅子は、座面が思いっきり広くて

高さはやや低めのほうが気分がいい。

なぜなら、靴を脱いで暮らすのが日本人だから。

工業デザイナーの秋岡芳夫さんが唱えた身度尺の考えを

モノ・モノさんは今も忠実に守り続けていらっしゃいます。

 

・どっしり座れる【トヨさんの椅子】

発表年:1955年

デザイン:豊口克平

56972708.6438070fc4744884be25feed78ddd5cf.20031018 (002)56972708.6dd7d4f321f345dd8ac97806b360552b.20031018 (002)

このおおらかなデザインは、実は雪の塊から生まれたそうです。

人間工学の概念がまだない時代、デザイナーの豊口克平は、雪の塊の上に腰かけ、お尻や背中の形を写し取ることで

身体にも最も負担の少ない椅子の理想形を導き出したそうです。

大柄な男性でもしっかりと受け止めてくれる万能椅子です。

 

・組み合わせて使う【親子の椅子】

発表年:1980年

デザイン:秋岡芳夫

56972708.5f2c14f46d7b4076907120c3f2cc5959.20031018 (002)56972708.2789fbfa3d80480ea727c8bf68a6807d.20031018 (002)

「主婦は三食昼寝つき」といわれた昭和のよき時代、

この椅子には「女の椅子」という名前がつけられていました。

家族がいない日中、空いた椅子を連ねると横になれるからだそうです。

その後、働く女性が主流となり、「親子の椅子」と改称されました。

親子が仲よく横並びに座り、コミュニケーションできることから

子育て世代にぴったりな椅子として、再び注目を集めています。

 

「モノ・モノ」さんの椅子はコアーの本社に設置しております。

見学会にも設えとして持っていくこともございますので、ぜひ一度座ってみてください!

もちろんコアーで注文も承れます。

(吉瀬真)