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古民家は自然素材のかたまり ~一石二鳥~

こんにちは!

先日休みの日に、第二の故郷に行ってきました!

大学生時代に茅葺きの【古民家】に出会い、再生活動の中で古民家を知った事で

<自然素材で健康にも、環境にもやさしく、その土地の気候風土を生かした家づくり>

をしたい!と思うようになりコアー建築工房に入社する事になりました!!

 

今回は、古民家を通して<自然素材の循環について>少しお伝えできたらと思います。

 

古民家は【自然素材のかたまり】なのですが、茅葺き(屋根)の材料もその一つです!

茅(かや)が屋根の主原料になりますが、隙間を埋めたり補修する際には小麦も使われます

茅は自然界にあるもので、ある意味で無料の材料です!そして小麦も!

そして、小麦といえば もちろん食料にもなります!そして、屋根の材料になります!

学生達が、土を耕し、種を植え、収穫し…

今回OGとして【脱穀】をお手伝いに行ってきました!

脱穀の機械も農家さんの家になら、見なれた機材だと思います!

足踏みをすれば、歯車が回り、金物に引っかかって実が落ちる仕組みです。

そして、落ちた実とその他に分ける為の【唐箕(とうみ)】こちらは手で羽を回して

重みで仕分けをする機械です。

そもそも体を動かす作業も楽しいのですが、コツをつかんできたらますます楽しくなってきて

その日の予定は順調に終えました!

 

この小麦をどうやって頂こうかと、話が盛り上がりましたね!

完全無農薬、無添加!そして自分の手で粉にして食べる!

昔なら当然の事も、現代では機械化が進み、パッケージされた物が当たり前になりつつあります。

 

家づくりも機械化が進みましたが、大事なところはまだまだ、人の手でつくられています。

そういった、つくり手の顔も見て頂ければ嬉しいなと思います。

 

ともかく、小麦として食料となり、残りは屋根の材料として使っていた!

これぞ<一石二鳥>ですね!!

他は土に還ります。もちろん、屋根としての役割を終えてからも。

古民家は<ゴミの出ない循環資源>で、できているんですね。

木の家も、やがては土に還ります。

断熱材も新聞紙をリサイクルしてつくられたセルロースファイバーを標準にしております。

素材をつくる段階から、ゆくゆくまで…

私たちは自然の循環の中で生きている事を忘れずにいたいと思います!

 

余談ですが

そんな第二の故郷は西宮市山口町船坂 という有馬温泉の近くにあります!

現存する、茅葺き屋根の古民家を学びながら、次世代に残していこうと始まった活動は

学生たちの手に渡り継がれ、今や17代目まで続いている活動

実は同じ住まいの相談室の春崎もこの活動に参加していた後輩なんです!

小麦を美味しく食べられたら、またどこかでお話させてくださいね♪

昨日のニュース番組で、京都の美山という茅葺き集落での古民家宿泊と茅葺き体験

ピックアップされていました!

 

自然素材のお家については、<美原モデルハウス>  <箕面モデルハウス>にてご体感頂けます。

お気軽にお立ち寄り頂ければ、住まい手がご案内させて頂きます。

住まいの相談室 田深


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