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風と窓

秋ですね。窓を開けると、心地よい秋らしい風が入ってきて、
そろそろエアコンが無くても過ごせそうな気候になってきました。

家の中で風を感じるための家づくりで重要なことは、「窓」の配置です。
単に窓が大きい、というだけでは、風は通りません。
もちろん、窓が大きいということのメリットもあり、景色を取り入れたり、光を取り入れる意味では重要です。

風の取り込みのために、大切な窓のポイントは、
風の「入り口」と「出口」になるように窓をひとつの空間のなかに配置することです。

その上で、さらに風を取り込んでいくために、
窓の高低差関係(地窓、吹抜けに窓)をつくることで重力換気を促したり、
窓の大小関係による圧力差で換気を促したり、風をキャッチする縦すべり窓といった窓の種類で風をさらに補っていきます。

大手窓メーカー3社の窓の風取り込みに関する考え方を比較してみました。
以下、メーカーURLです。
LI◯IL
https://www.lixil.co.jp/announce/s/ventilation/
Y◯Kap
https://www.ykkap.co.jp/consumer/satellite/products/articles/mado_textbook/wind/
三◯アルミ
https://alumi.st-grp.co.jp/products/select/window/point03/

各社ほぼ同じ内容で、窓の配置について言及していました。

ただ、窓の配置は、窓メーカーさんが決定するわけではないので、大手メーカーさんの窓を使えば安心というわけではなく、
ちゃんと風のことを理解したプランナーさんに出会うことが重要です。

周辺環境を読み解き、間取りを考え、さらに窓の配置も並列に検討・構想できるプランナーさんがコアーにはいます。

辻尾


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