今日は、健康にいい自然素材の木の家〜⑤抗菌作用〜についてのお話をします。
突然ですが、みなさんのお家に「おひつ(お櫃)」ってありますか?
残念ながら、我が家にはありません。
昔の人はご飯が炊き上がったら、すぐにお櫃にご飯を移し替えて保存していたようです。
それには大きな理由が3つあります。
①ご飯の状態に合わせて木製のお櫃が水分調整をする(木の吸湿、防湿の性質を生かす)
②木製のお櫃からの香りでご飯がより一層美味しくなる(香りの効果)
③抗菌作用で長期の保存が可能
突然、話がそれましたが。。。
今回私がしたいお話(木の家の抗菌作用)が、このお櫃の役割③と全く同じなのです。
おもしろい実験を今回もご紹介します。
抗菌効果を調べるため、無垢材、塩化ビニール素材、コピー用紙を細かくしたものに菌液を添加して培養し、コロニーの数を調べる実験をしました。
すると結果は明らかでした。
塩化ビニール素材、コピー用紙で培養したものは2000個近くのコロニーを確認しましたが、無垢材で培養した場合は0〜2個しか確認出来ませんでした。この実験から無垢材は抗菌効果を示す事が明らかになりました。
昔の人は、この抗菌作用をうまく活かして、お櫃にご飯を移し替えて、菌からご飯を守っていたのですね。
昔の人の知恵ってすごいですよね!
コアー建築工房のお家も構造材に紀州杉を使用します。
この実験結果からも一目瞭然。健康的な住まいづくりをご提案できそうです。
一度、コアー建築工房のお家を体感してみてください。建物見学会や、深井展示場でお待ちしております。(詳しくはホームページをご覧ください)
余談ですが。。。
今、この抗菌作用がコロナウィルスにも勝てないか!という記事をみました。
残念ながら、コロナウィルスはまだまだ未知のウィルスで、木の持つ抗菌作用との関係はまだ実証されていないようですが、木には免疫力アップの効果があります。
前回も少し触れましたが、学校の木質化によってインフルエンザの蔓延が抑制される傾向があるという事も分かっています。
コロナウィルスに打ち勝つ為にも日々の免疫力を高め、健康的な体になる住まいづくりのお手伝いを、コアー建築工房はさせていただきます。
(早川)