泉北展示場の敷台を見たことはありますか。

写真は違いますがこんなのがついています。
名栗加工された敷台です。
スリッパをはかずに踏むとなんとも言えない気持ちよさです。
こんな名栗加工をしてくれる橘商店さんに先日おじゃましました。
橘商店さんは明治43年創業の立売堀にある会社です。
コアー建築工房でも名栗材を使うときは橘さんにお世話になっています。
加工場にはたくさんの木材が並べられていました。

主に栗材ですがいろいろな木をもってるそうです。

今は使っていないそうですがちょんなもありました。
昔はこれで名栗加工していたそうです。
博物館では見たことありますが実際にみたのは初めてでした。



休みの日だったのにも関わらずお父さんが名栗加工するところを見せていただきました。
今の時代も一つづつ手作業で加工されています。
加工の種類によって道具を取り換えていくそうです。
木の目に合わせた方向で加工しないとうまく削れなくて汚くなってしまうので木の目を読んで
この材料にはどんな加工が合うのかを見ていくそうです。

これは京都の有名ホテルからの依頼で加工中の材料です。
ホテルの廊下全面に名栗加工された板が敷かれるそうです。
人の手で心を込めて創っていただいたことがわかると木材にも愛着がわきます。
(深井)