こんにちは、企画部の成願です。

注目！シリーズを続けたいと思います。
今回注目するのはここ！DENという小さな居場所についてです。

深井展示場ではDENという赤いソファーが印象的な小さなスペースがあります。

DENとは、巣、ほら穴を意味する英語「DEN」からきた言葉で、書斎や趣味を楽しむための部屋という意味で使われます。
隠れ家的な用途を持つ部屋。という意味があるそうです。

畳で換算して約３畳程度の小さな居場所にソファーがしつらえてあります。
大きな空間に対してその中に小さな居場所があると、そこが居場所のように感じませんか？

リビングの一角ですが、書斎のような使われ方も想定しています。
打ち合わせで、男性でやはり多いのが書斎を持ちたい！という要望です。
憧れてつくった書斎、立派な本棚、机、籠もれる俺の居場所！として作ったはいいけど、結局家に帰ってまで仕事もしたくないし。
結局リビングで過ごして書斎あんまり使われてないかも、、ということも、、

このDENという場所、籠もりたいという気持ちと、家族で過ごす時間が大切、という矛盾を含んだ空間とも言えるのではないでしょうか。
そういう相反するものをいろいろ含んでいるのが、住宅なのかなとも思います。

その辺り書斎を持つ、持たないの話は、建築家で住宅作家の宮脇檀さんが、エッセイのなかで痛快に笑える文章で書いてくれています。

小気味よい文章であっという間に読めてしまいますが、家を持つということや家族論など鋭い示唆を与えてくれます。
私もとっても好きな一冊です。宮脇檀さんのエッセイはどれもおすすめ、ぜひ一読あれ。

（成願）

 

 

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