コアー建築工房は、自然素材をふんだんに使った、木の家を建てることを得意としているのですが、
時には、古民家の再生という仕事もやらせて頂いています。
今日ご紹介するのは、そんなお話があったお客様のところへ訪問し、
お住まいの現状を調査させて頂いた様子をレポート致します。
ご覧ような、立派な入母屋の建物です。
その堂々たる佇まいは、現代の家には見られないものですね。
内部の様子も、少し紹介したいと思います。
玄関を入ると、広い土間があります。
その横に、かなりの段差を伴って、座敷があります。
これぞ、日本の伝統的居間ではないでしょうか。
こんな部屋でしか、日本の正しいお正月は迎えることができない!
そんな気がしてきます。
土間から、上方を望むと、大きな梁がありました。
漆喰の塗り壁は、かなり煤ぼけている印象ですが、
この家の歴史を感じさせてくれます。
そして、本日のメインイベントともいえる、屋根裏の様子です。
外観からは、2階に見えるこのスペースですが、
中にはいってみると、このようになっているのです。
薄暗くて、ちょっと怖い。
2階ではなく、部屋でもない。
大屋根と部屋の間に存在する、ちょっと不思議なスペース。
いたずら者の妖怪、「まっくろくろすけ」が、今にも現れそうです。
いかがですか、
日本の伝統的な家屋。
確かに、現代人のライフスタイルには、そぐわないかもしれません。
でも、そこには失われかけている、大切な日本の伝統文化があります。
住宅再生とは、そんな相反する二つの要素を、うまく融合させることなのかもしれません。
(梅谷)
大阪で自然素材・国産材等、環境に配慮した注文住宅の木の家を建築するならコアー建築工房にご相談下さい