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含水率180%?

木材の含水率が100%を超えているって、ありえる? と思われる方もおありかも知れません。

含水率は、木から水分が完全に無くなった状態の重さと、その木が中に含んでいる水分との比率です。

(乾いたスポンジの重さ対、水を吸ったスポンジの中に有る水分、との比率と思っていただければと

思います。)

木の幹はストロー状の細胞が束なっており、乾燥させていくと30%までは細胞の中にある

水分(ストローの中の水)が蒸発をし、

それ以下は細胞自身の水分(ストロー自身の水分)が抜けていきます。

この30%を切ってからが、木材のネジレやひび割れに関係します。

完成をして住まれている家の柱や梁の含水率は10%台で落ち着いていますが、

切ったばかりの木は、含水率200%もありえるのです。

しっかり乾燥がされていない構造材を使うと、建てている間から、建ってからも 狂いや 大きなひび割れ が

でてくるので、乾燥は大切です。

(大畑)

 

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