先日、関西匠の会の姫路の和光建設という工務店におじゃまさせて頂き、ＥＭ菌（抗酸化住宅）についての研修を受けさせて頂きました。

関西匠の会とは、関西地区で木造の住宅を建てている工務店の方々と、同じような考えを持った設計事務所の方々からなるグループです。

抗酸化住宅とは、簡単に言うと酸化しない、腐らない家を目指した住宅つくりのことをいい、工事の内容としては、抗酸化させる効果を持っているＥＭ菌を液状化したもの（下図のペットボトルに入っている液体の左側）を、

10倍にうすめて（〟の右側）使用します。

この液体を基礎や構造用合板に吹き付けたり、左官の材料に混ぜ込んだりすることで効果を発揮するそうです。

実際に抗酸化住宅を提案している和光工務店さんからもお施主様からの体験談等をお話しして頂き大変勉強になりました。

抗酸化された住宅は建物自体が長持ちするだけでなく、ＶＯＣなどの有害物質も抑える効果があるそうで、実際に住まわれた方からはアトピーだったお子さんの症状が治まってきたという声も頂いたそうです。

また、最後にこの木のプレートですが、実際にＥＭ菌を吹き付けているそうで、この上に飲み物等を置いておくと味が変わりまろやかになるとのことで、コアー建築工房にも少し頂いてきて現在実験中です。

このような私の知らないたくさんの取り組みがあることを知り、もっとたくさん勉強した上で、家つくりの中でいかに取り入れていくのかを検討できるようになっていけたらと感じた一日になりました。

（波多野）