先日、プライベートで兵庫県の古民家の工事現場に連れて行ってもらいました。(知り合いがしているお仕事です)
茅葺のお家で、先代の方が建てられてそこで生まれ育ったお家だそうですが
今は空家状態になっており、手直ししてこられましたが、今年の台風で限界だ・・・ということで
解体の依頼からはじまったとのことでした。
しかし!!私も取組んでいた古民家プロジェクトをごらんいた頂いたりする中で
残したい・・・というお気持ちになってくださったようです!!
少し高台のところにあり、下から見上げても良い感じです。もちろん、お家からの景色も抜群!
早速現場では、屋根をトタンにする骨組み作業や、中では痛んでしまった部分を補修する為に
仮の柱を建てておられました。このお家に使われている構造の材料はこのお家が建つ前にも使われていた古材!
床下に使われていた【くり】の木はぼろぼろに見えますが、少し手を入れてあげれば十分良い材料!とのこと!
土壁は再度練り直すこともできますし、使わなくなっても、ゴミではなく自然に還ります。
昔の家には本当に、ムダ・ゴミがなく、再利用可能という・・・まさに、自然と共棲した建て方だと感じました。
作業を終えた棟梁が、お施主様も取るのが大変と言っておられた【ゆず】を取ってくれました!
私は下でキャッチ!!手がゆずの香りがして、しあわせ~な気分で楽しかったです。
こうして、壊されずまた一つ日本の文化・歴史であるお家が一軒残ります!
私達も、ずっとずっと先まで手を入れて大切に住みたいと思って頂けるお家づくり、
手を入れればさらに永くお住まい頂ける・・・そんなお家づくりをしていきたいと思います。
(田深)
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