奄美大島の伝統技術として、【大島紬】という織物があります。
縦糸と横糸を組み合わせて、色々な模様やデザインができます。
絹糸を染色して織り上げるのですが・・・その生地は軽くて、さら~っとしています!
まさに暑い地域での着物などに重宝され続けてきた理由が分かります!
しかし・・・その作業工程はすごい技術の結晶でした!!
まず、糸を組み合わせデザインに合わせて木綿糸を挟み、色を付ける部分、付けない部分を決めて
その部分に色をつけて糸をつくります!
そして、出来た糸をまた元のように織っていくと・・・すこしずつマスとマスがつながって
絵になっていきます!!糸の張る強さが少し違うと絵柄がずれてボケてしまうので
下のように一本ずつ微調整を繰り返します。
柄によるそうですが、一日で20センチほどしか進まないそうです。。。
高級品とされる理由がよく分かりました。なかなか担い手がいないようですが、日本の着物が
海外で注目されていることも踏まえ、日本の技術の素晴らしさ、キメ細やかさが伝わればと思います。
案内してくださったおじさんは、本当にマスターできれば人間国宝級だよ!とオススメしてくれました。
自然と文化が残る島の良さ・・・まだまだ続きます!
(田深)
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