両親の還暦を祝い、親子で京都に旅行してきました。
遠く山口に住む両親にせっかく来てもらうのだからと、少し珍しい観光地を探していました。
連休ともなると有名なところは人が多いし、祇園祭りの宵々山とも重なって中心地は身動き取れないことが予想できました。
色々検索していて嵐山に苔の庭で有名なお寺があったことを思い出して急ぎ予約しました。
ハガキ予約で1週間前必着。ぎりぎり滑り込めました。
朝10時から1日1回のみ拝観できます。
無制限に観光客を入れていないだけあって静かに庭園をまわっており、ゆっくりと、落ち着いて鑑賞することが出来ました。
約120種の苔が境内を覆い、緑のじゅうたんを敷きつめたような美しさから苔寺とも呼ばれるれているお寺です。
足利義満は西芳寺の瑠璃殿を模して金閣を、また、足利義政は銀閣を建てたのだそうです。
庭園は、上下二段構え。上の枯山水と、下は池泉回遊式で黄金池は「心」の字を描いています。
木が沢山生えているので庭師の方は落ち葉の掃除が大変そうで、苔を痛めないよう地下足袋・手作りの竹ほうきで作業されていました。
年賀状用にと両親の2ショット写真を何枚も撮らされましたが、家族旅行の思い出を使ってもらえるのは嬉しいです。
土地勘があるところだったので移動もスムーズで、両親も以前から行きたかったお寺だったようなので案内できてよかったです。
(松永ちほ)