先日の現場美化は会社から近くのS邸古民家再生現場に行ってきました。
出来上がってしまうと見る事ができない、梁の仕口です!
釘を使わずとも、一度入ると抜けないつくりになっているのは
力の掛かる方向や木の特性を活かした、先人の知恵の結集です!
それも見えないように・・・
以前はかまどやへっついさんがあり、すすけた柱や梁はかなりの強度になっていることでしょう!
木と土と紙と、自然界に在る物を最大限活かした家づくり。
83年経った今もなお、しっかりと家を支えています。
もちろん、長い年月の間、寒暖の激しい気候風土、雨風、湿気の多い地域に耐え得るだけの
大きな梁や軒の深さなど、機械のない時代、日本の豊かな四季と、自然と共に暮らしてきた
先人の知恵や想いがたくさん詰まっているから、手を加えればまだまだ、永く住み続けてもらえます。
今回の再生工事では、痛んだ部分を治し、痛みにくく手直しをし、さらなる補強を加えます。
そして、ライフスタイルの変化に合わせ暮らしやすい住まいに・・・
そこにはお施主様も想いや、大工さん、プランナーの経験から出る知識の宝庫!
楽しくって時間を忘れるぐらいでした。
(田深)
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