コアーの左官屋さん岩井左官工業さんの世代交代のお披露目会に同席させていただきました。
場所は、堺市の『丸三楼雪陵庵』。
こちらは、
遠く安政二年(一八五五年)に堺大浜での創業。
以来、明治期には「丸三楼」はこの地を代表する料亭旅館として、地元をはじめ大阪や近郊からのお客様が、多かったそうです。大正期には「本家丸三楼」のほかに旧堺灯台下に、当時ほかでは見られなかった舞台つきの百帖敷大広間を備えた「丸三楼別館」を開店。素晴らしい眺望と館内の縁側から釣糸を垂れて魚釣りが楽しめるなど、味わい深い風趣やそのスケールの大きさが浪速っ子の大評判になったと語り継がれてるそうです。
(待合室にかけてあった昔の大浜の模様)
その後、昭和期に至り、大いに賑わいを見せていた大浜海岸も戦後、臨海工業地帯の開発で変貌。
昔日の美しい風情もすっかり失われ、昭和四十五年に「丸三楼」は現在の仁徳陵西畔に移転。
新しく料亭『丸三楼雪陵庵』として老舗の伝統と味覚をご披露されています。
そして、お披露目会。
岩井さんのご家族、こあー倶楽部会長 内藤さん、大工会会長 横田さん、志清会 長尾さん、そして吉瀬社長ご夫婦、コアースタッフ。
また、お上さんからは相撲甚句を披露していただき、
最後に印鑑引渡し式が行われました。
感動しました。
今回、吉瀬社長が企画されました。
昨今、いろんな式典が簡略化される中、こういったお披露目会は、きっちりすべきだ。
皆の前で披露して、けじめをつけることが大事、とスピーチの中でおっしゃっておられました。
大事なことだと共感しました。
(西)