朝日新聞大阪本社を見学してきました。
現在の建物が来年度から解体されて、四ツ橋筋を挟んで新しくたてられた
フェスティバルタワーに朝日新聞社が移転をするのを前に
関西匠の会(昨年度から加盟させてもらっている団体です。)の局長の計らいで見学ツアーを組んでいただきました。
↑現在の朝日新聞ビルです。 ↑新しく建てられたフェスティバルタワーです。
まず、朝日新聞の歴史や各地の朝日新聞の事について教えてくれます。
朝日新聞って書いている文字の後ろの図柄も大阪と東京では違うんですね。
次に実際に新聞記者さんやカメラマンが働いている編集局へ
ここでは新聞の編集がどのようにして行われているのかを教えてくれます。
残念ながら中は撮影禁止との事で写真は撮れませんでしたが
編集局内には沢山の号外が貼られていました。ほとんどが社内号外で一般には出回らないそうです。
号外にも二種類あるなんて知りませんでした。
現在は新聞の編集もパソコンを駆使して作られているみたいですが、つい10年ほど前までは一つ一つ文字を選んで
金型を作成し、そこに鉛を流し込んで鉛版を作って・・・と大変な労力が掛かっていたみたいです。
そして次は地下の4階まで降りて新聞を印刷している輪転機を見させてもらいました。
この輪転機がとっても巨大で地下4階から地下1階までのスペースを使っています。
その中を物凄いスピードで印刷していきます。1秒間に朝刊なら20部くらい印刷するそうです
新聞が上から下、下から上へとジェットコースターのように駆け巡っていきます。
高速すぎて何が何だか良くわかりませんが
印刷して、折りたたんで、裁断して、梱包する、という一連の作業が一周してくる間に出来てしまうという優れものです。
新しいビルにはさらに最新鋭の輪転機が設置されるそうです。
これより凄いってもはや想像すら出来ません。
見学させてもらって、普段当たり前のように届いている新聞ですが
記者の方が書かれた沢山の原稿の中からチェックを受けて吟味し
ごく一部分だけを掲載されている事を知りました。
これだけの人の手や設備投資をしないと情報発信が出来なかった時代から
誰でも簡単にネットを使って情報を発信できる時代になった事に少し恐さを感じました・・・。
(大谷)