現在工事をさせてもらっています現場のお庭にある蹲踞（つくばい）です。

なにやら文字が書いてありますが、真ん中にある水を溜めておく穴を口の字に見立てて

『吾　唯　足　知　』　（われ　ただ　たるを　しる）　

という文字が刻まれています。

 

京都の龍安寺というお寺にある有名な蹲踞ですのでご存知の方も多いと思います。

 

 

 

満足する心を持っている人は貧しくても幸せであり、

満足する心を持たない人はたとえ裕福でも不幸である。

 

というような意味です。

 

お釈迦さんが説いた言葉だそうですが、

昔も今も人の欲望には限りがなく、それが為に大切なものを見失いがちです。

 

どこで満足するかは人それぞれですが

どこかで満足する心を持たないと幸せにはなれませんよ

と戒めてくれているような気がします。

 

『吾　唯　足　知　』

満足する心の判断は自分が決めているだけに、

一生かかっても悟ことの出来ないような難しい言葉です・・・。

 

（大谷）