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使い方で考えるウォークインクローゼット

図面上の「WIC」という部屋はウォークインクローゼットのことです。

ウォークインクローゼットとは、人が中に入って動けるスペースがある収納のことです。だいたい3帖ほどの大きさで、棚やハンガーパイプが備え付けられていることが多いです。
一部屋分の占有スペースが必要になりますが、収納されているものが一目で見渡せる上に、衣類をまとめて収納できるため面倒な衣替えなどをしなくても衣類を管理しやすく、着替えもWIC内で完結できるというメリットがあり、ウォークインクローゼットを設計することのリターンは大きいです。
また、十分なスペースがあればスーツケースやゴルフバッグなどの趣味の用品や、扇風機などの季節家電なども仕舞っておくことができます。
衣装ケースなどを置いてきちんと収納場所を管理しておくことが散らからないためのポイントです。
同じようなものでウォークスルークローゼットというのもあります。ウォークインクローゼットとの違いは、出入口が2箇所あり、通り抜けができる点です。
2つの寝室の間に設けて共有の収納にする場合や、玄関や勝手口からキッチンに繋がるようにしておけばお買い物から帰ってきた際の片付けが楽になります。
コアー建築工房のモデルハウスでも、ランドリーと洗面脱衣室とを接続するようにウォークスルークローゼットを設けて家事導線を確保し、衣類やタオル類の出し入れがしやすい住宅を提案しています。
生活スタイルに合わせて適材適所の収納を確保することが、お家造りをする上でのポイントです。
(後藤)

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