2月もあと数日で終わり、もう3月、早いです。
花が咲く植物もこの時期から増えはじめますので、ガーデニングを趣味にされている方は
楽しくなってくる時期なのではないでしょうか。
とある公園の梅林もほぼ満開、といったところ。春の訪れを感じます。
植物の成長は、時のうつろいを手っ取り早く表現してくれる存在です。
私は一昨年、生花の「投げ入れ」を習い、現在も自宅で楽しんでいます。
そこでは基本、野草を「生かす」ことをモットーとされていた先生だったこともあり、
花や花瓶にわざわざお金はかけませんし、「投げ入れ」の手法なので、
そこまで小難しい理論や手技は考えない。流派なども気にする必要はありません。
ただただ、花瓶の素材感、大きさ、形と向き合い、
不整形な野草をどのように組み合わせて、
全体が「生きる」よう自分の感性のままに生ける。
家づくりは、生花の花瓶(器)づくりなのかな、と思います。
シンプルに削ぎ落とされた花瓶(空間)の方が、どんな花(人、家具、景色)にも
合いますし、実際、永く使い続けられるもの、変わらない価値があるともと思います。
「投げ入れ」は、適当な瓶と野草(山登り、ハイキング、公園で取ってくるとか・・※それぞれ場所のルールの範囲内での収集になりますが。)
あと水、だけでとても手軽にできるので、飽き性の方でも、
結構続けられますのでおすすめです。
辻尾