こんにちは!住まいの相談室の細見です。
今回は11/5(土)に開催した、森林ツアーについてお話ししようと思います。
コアーのお家で使われている梁や柱などの構造材は、すべて和歌山県の紀州杉を使っています。この紀州杉が森林からどのような過程を経て工事現場まで運ばれているのか、実際に伐採現場・木材市場・加工場を見学しました。
出発は本社から。約2時間ほどかけて木材市場の田辺木材共販所へ向かいました。
⓵田辺木材共販所
ここでは森林から伐採してきた木材が、すでに切られた状態で並ばれています。この日はお休みでしたが、ここで丸太の値段が決まり、各業者さんが買い取っていきます。
私は5月にもここを訪れましたが、その時よりはるかに多くの木材が!

冬にむけてこの時期にたくさん伐採されるため、この量の木材が積まれているそうです。
②伐採現場
市場から1時間以上移動し、山中にある伐採現場まで移動。

50年以上育った杉の木を切り、ロープでつないでゆっくり運んでいきます。このロープは道なき道を山奥まで進んで設置したそうです。
運んだあとは、手前にある重機で丸太を切り落としていきます。丸太を挟んだ部分にローラーがあり、その回転数で長さを均等にそろえていました。

丸太の皮もきれいにされ、直接見るとそのすごさに圧巻。みなさん思わず「おお~」と声を出してしまうほどでした。
③伸栄木材・加工場
伸栄木材さんの加工場を見学しました。
運ばれた木材は、皮剥ぎ→製材→乾燥→仕上げ→検品の順番で進んでいきます。

特に製材はとても難しいようで、ベテランのオペレーターが木の癖を見極めて製材する向きを決めているそうです。私も丸太の様子を見ましたが、どのように曲がっていくのかなど、全くわからず。改めてオペレーターさんのすごさを実感しました。
最後は建築予定のお施主様が、お家に使われる大黒柱を選ばれました。180角の柱は十人十色でピンク気味の色から濃い茶黒のものまで。木目の形や節の様子を見て、真剣に選んでいきます。
このように朝から夕方まで、各現場を見学しながら木材の勉強をしました。実際見ることで、現場や木材の伐採・加工のすごさに圧巻されました。
今回は森林ツアーの一部を紹介しましたが、実際に見学するとよりそのすごさがわかるので 、興味のある方はぜひ次回の時にご参加ください!
(細見)




