こんにちは。
紅葉シーズンですね。
秋の紅葉といえば、私は京都、東福寺を浮かべます。王道過ぎますか…
東福寺には、3つの木造の「橋」があり、
この「橋」が、紅葉に浮かんでいるような景色がとても印象的です。
今っぽく言うと、フォトジェニックとか言いますね。
住宅にも「橋」の役割をする部分があると思います。
それは、廊下やホールといった部屋と部屋をつなぐ空間です。
コアーの住宅でも、空間づくりの注目ポイントになっていると私は思っています。
ただ単に部屋と部屋をつなぐ場所、としてではありません。
(マンションの住戸の廊下とかは、まさに単なる通過しかなっていませんよね。)
弊社のプランでは・・・
ホールと、吹抜け・階段を隣り合わせにすることで、空間の広がりを作っています。
部屋をつなぐ通路として、単に横につながるだけではなく、「縦」の方向にもつながりをつくっています。
また、ホールには大きな開口部を設けていることが多いです。
(吹抜けが隣り合うので自然とそうなっているとも言えますが…)
その大きな開口で、風土を読んで、借景を楽しむ場所とする。
リビングやダイニングが『家族の集う場』であるように、
ホールにもその役割が帯びるようソファベンチやカウンターを設けることで、
セカンドリビングのような集う場所になる設えにしています。
このように、単なる通過動線にしていないことが、
コアーのプランニングのキモの一つだと捉えています。
はじめの、東福寺にみる「橋」の役割にも、
・縦方向の広がり→高い位置で橋を架けお堂とお堂をつなげている。同時に、下の庭に植えた紅葉を見下ろす縦方向の視線で広がりをつくっている。
・借景→屋根と柱、床、の壁を設けない構成で、開口部を大きく取って借景している。
・集う場所→幅広につくられた橋であるため、ただ移動するだけじゃなくそこからみえる景色に足を止めて楽しめる場所になっている。
これらの要素が単なる「橋」せず、心地よさを生み出し、たくさんの人が惹かれる観光スポットになっていると思います。
誇張しすぎですかね笑
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辻尾