記事一覧

毎年の大掃除

11月も終わりが見えて、早いものでもうすぐ年末を迎えます。

年末年始に向けて、すでに年賀状を書いたり、準備している方もおられるのではないでしょうか。

年を越す前に、多くの家庭では大掃除という山場を迎えるかと思いますが、今回はそんな冬の大掃除で注目していただきたいお家の点検場所について触れたいと思います。

 

お掃除の基本は高いところから順番に洗っていくことですので、まずは高い位置にあるものから着目しましょう。

基本的に高い場所ではホコリと戦うことになります。照明器具は勿論、カーテンレール、エアコン、シーリングファン、露出した梁の上などのホコリは溜まり放しにはなっていないでしょうか?

吹抜の窓やロフトの換気扇なども忘れず拭き掃除をして清潔に保ちましょう。

高いところの掃除・点検は危険を伴う場合がありますので、可能な場所を無理のない範囲で行うようにしてください。

上の方のホコリを落とせたら順番に下の方へ。

普段からよく掃除をする箇所が多いと思いますが気を抜かず、どうせやるなら細やかなところまで目を光らせて綺麗になった我が家で気持ちよく新年を迎えましょう。

冷蔵庫等や家具の下・裏、建具レールの溝や洗面器下の収納など、お掃除ロボのいるご家庭でも人力で掃除しないといけないところは沢山あります。床下なども点検口から清掃し、見える範囲だけでも点検しておきましょう。

窓を拭いて、網戸も掃除機掛けなどしても、普段行き来することが多く開け放しにしているシャッターなどがあるとシャッターの清掃までは忘れがちかもしれません。特に外側は見た目に色が変わってしまうほど汚れが付着していることもあります。単純な拭き掃除で十分汚れは落とせますが、ちょっぴり根気が要ります。アルミサッシはビスが緩んでガタついていないか、コマなどが破損し開閉不良がないか、換気口がついていればゴミなどで詰まっていないかなどを確認してみるといいでしょう。

ブラインドやカーテンは日光にさらされ続けているので劣化も早いです。使用し始めて数年建つものは金具など脱落の危険はないか一度確認しておくと安心です。

 

おうちの中ばかりでなく、外にも目をやると、意外と点検の必要な場所はあると思います。

ガレージなどがあるお宅では、天井裏の点検口があればこの機に点検してみましょう。イタチなどの動物が居た形跡がないかなど、普段の掃除ではチェックしないようなところまで確認できると〇です。

また、地面に目をやると雨水や汚水のマスがあると思います。我々も住まい手の方の定期点検の際に蓋を開けて、水の流れに問題は無いかなど確認したりしますが、長年暮らしていると、キッチンで出た油汚れなどが配管内で固化して水が詰まってしまい、室内で水漏れをおこしたり悪臭の原因にもなる恐れがあるのでこちらも要チェック。配管内をホースで水洗いします。

その他室外機や壁にある通気口、外部のコンセント、埋め込み型の散水栓などはクモの巣が貼っていたりするのでこちらも綺麗にしておきましょう。

年季が入ったデッキは腐食していないかなども確認すると良いかもしれません。

 

我々が年を越して一喜一憂している間に建物も歳をとります。

お掃除できる箇所も定期的に点検をしておいたほうがいい場所も挙げればキリがないですが、気付いたところからコツコツと、小さな問題も後に大きなメンテナンスに化けてしまわないように、節目節目での点検は欠かさないようにしましょう。

 

(後藤)

  

SNSシェア