記事一覧

コアーで建てた「ご趣味の木工のための基地」のその後。「家庭菜園」も始められましたよ!

今年の2月1日の記事で「変わり種ホームオーナー様」として登場頂いた堺市の沢尾様。

その時は、当社で建てさせて頂いた「木工基地としての小屋」の活用法や、そこで生み出される、ご主人入魂の木工作品の数々をご覧頂きました。

さて今回は、その小屋を取り巻く状況の、およそ半年後をレポート致します。

※前回の記事が気になる方は、こちら⇒ご趣味の木工のための基地。ご自宅の庭に建てられたコアー品質の小屋!

 

再訪問のきっかけは、6月12日の沢尾様とのショートメールのやりとりでした。じつは、前回の記事は好評のようで、いまだにたくさんの方々に訪問頂いているのですが、、、

そんな流れで、「んじゃ、今度は畑を見せてください!」となった訳なのですが、実際に訪問させて頂くことが出来たのは8月13日になっておりました(お盆にすみませんでした)。

上記のメールのやりとりのあと、夏野菜が旬のうちにすぐに取材!と思い、訪問のお約束をしたのですが、予定当日は雨。イメージ的に、夏の晴天の下で写真を撮りたい、という思いがあったのでやむなく延期としたのですが・・・。

すると間もなく、長い長い梅雨に入ってしまい予定がズルズル、梅雨が明けて私がバタバタ、、、

なかなかお伺いできないうちに、夏野菜の収穫シーズンが終わってしまうーーーー。

なので、先にご主人に写真を撮ってもらい、送って頂いたのでした。

まずはそれをご覧ください。

見事な出来でしょ!

リアルタイムでお伺いしたかったですわな、やっぱり。

 

さて、畑についての説明です。

下は、前回の記事でアップした小屋とその前の庭の写真ですが、現在の畑の位置をザクッと書き込んでみました。

当時の写真を見ても、すでにネギが植えられてあるのが分かります。

ご主人によると、この小屋を建てるまでは、家庭菜園の経験は0。

昨年の8月ごろに「なんとなく」ほうれん草の種をまき、10月には収穫。思いのほかうまくいき、友人に褒められて調子に乗る!

次にネギを植え、またもうまくいき、冬に友人たちの配る!

そして、4月になり、ナス・キュウリ・アオジソ・オオバ・ミニトマトなどの苗を植え、6月初めごろから収穫が出来るようになった、という事で送って頂いたのが先の写真です。

 

私が訪問させて頂いた8/13の写真をアップさせて頂きます。

まずは畑全体像。

 

時期的には、夏野菜はほとんど終わりです。でもナスは割と目立っていました。

 

畑の横で、笑顔のご主人。

初めて自分で育てた野菜を食べた時は感動したそうです。

「2坪にも満たない小さい畑だが、自分にとってはちょうど良いサイズ」と、おっしゃるご主人。

ほんとかなぁ?

次にお伺いしたときには、畑だらけになっている予感がするのですけど…

 

同じものを続けて栽培すると「連作障害」が起きてうまく育たない、という事も自分で野菜を栽培して始めて知った専門知識。

ベンチに座り畑を眺めるご主人の後姿を撮らせて頂きましたが、頭の中では次の栽培作戦を練られているのでしょうか。

 

 

さて、続いては「本業」の木工レポートです。

小屋の北面(裏側)にご自身で作られた作業場では、新しい機械が導入されておりました。

それがこちら、卓上ボール盤です!

これを使えば、材料に対して正確に90度の角度で穴をあけることが出来ます。この単純と思われる作業ですが、手持ち式のドリルで穴を開ければ、たいていどちらかに傾いてしまうのです。作品のクオリティーは確実に上がりますね、これで!

では、この作業場から生まれた、新作の木工作品をご紹介しましょう。

 

↓小屋前のテーブル+ベンチ

前回訪問時は、市販品のセットが置かれていましたが、今はこの通り手作りのものに交代。やはり見た目がやさしく、ほっこりしますね。

これを見たご友人からの「同じようなものが欲しい」というリクエストに応え、製作した作品もある、とご主人からその写真を提供頂きました。

どこが「同じようなもの」やねん!なのですが、これはこれで良いですね。

じつはこれ、ウッドデッキ用のローテーブルで、ご友人のデザインスケッチ通りに出来て、喜んでいただけたそうです。

 

↓ベンチ

座面が緩いV字型となっています。このひと工夫で、座ったときに、お尻がずれにくくなっています。

 

↓踏み台

正面板のくり抜きの形で、ちょこっと遊びゴコロ。左はキ〇ィちゃんですか?とお聞きしたら、それは、ただのネコちゃんです、とのご回答でした。

 

↓平均台

広島にお住まいのお嬢さまからのリクエストで製作。ワンバイフォー材を使っています。

 

↓壁面収納

これもお嬢様のリクエスト。部材をこちらであらかじめカットして現地へ運び、組み立てたそうです。

 

↓リスの輪投げ

尻尾に輪をかけます。尻尾が太めで難しいかも。

 

↓○○トントン

市販でこのような玩具があるそうです。突き出した円柱状のものを木槌で叩いて打ち込み、裏返してまた打ち込む、といった遊び方をします。

お孫さんに、早くも道具の使い方の基本を学ばせたいのでしょうか?ちなみに3人のお孫さんは全員女の子ですが、ま、いいですよね。

作品といっしょに、アイデアノートも写真に撮らせてもらったのですが、ページの一番下に、「やっぱボール盤が必要」と書いてありました(笑)。

これですね、導入のきっかけは!

 

最後に、小屋の中をご覧いただきましょう。

小屋の東側壁前の様子です。

ご覧の様に、壁は杉板張り、床は胡桃のフローリングというコアー得意のウッディ仕様。

なので、こちら側にまとめて置かれている木工作品たちは、この部屋のために設えたかのように周りに馴染んでいます。

ご主人が手にしているのは、製作のためにご自分で描かれた図面。表情から見て取れるように、真剣に木工に取り組んでおられ、そしてめちゃくちゃ楽しんでおられます!

 

こちらは西側の様子。

銘木の一枚板で作られたテーブルの上にはテレビ。その横にはiPadが置かれ、テーブルの下にはスピーカー。

この時iPadでご覧になられていたyoutubeからは、荒井由実(松任谷になる前です)さんの曲が流れておりました。こうして寛ぐのが至福の時間、とご主人はおっしゃいます。

テーブル下のスピーカーは中国製の安価なモノ、とのことでしたが、ベースラインがビンビン響き、「いい音ですねー」と感想を漏らすと、「低音の響きを褒めるのはオッサンの証拠」だそうですわ、あはは。

 

西側は、母屋と隣接しており、テーブル前の細長い窓を開けると、正面はDKの掃き出し窓です。奥様は、この窓からコーヒーとゼリーを差し入れてくれました。このシステム(笑)も、この小屋を計画している段階からの構想だったそうです。

この写真の奥様のお顔はちょっと緊張気味なのですが、ホントは笑顔が素敵な、ご主人の趣味のよき理解者なんですよ。奥様、ごちそうさまでした!

 

木工基地小屋と 畑と 私(ご主人)♪(←平松愛理調です。若い方は分からないですよね)

もう、言う事はないです(笑)。

とことん楽しんでくださいね!

 

追伸。

この取材が終わったその日のうちに、ご主人からショートメールが届いておりました。

えー、すみません。

せっかくのブログタイトル案だったのですが、採用しませんでした (^_^;)

代わりに、このメールのやり取りを、追伸として付け加えさせて頂きました。

でも、この方がご主人の思いがストレートに伝わりますでしょ!

うん、そうに違いない。

 

以上、レポート第2弾 終了です。

次回に続く(かな?)

 

(梅谷)

 

       友だち追加