平屋コラム

2階建てと平屋、どっちがいい? 間取りと費用を徹底比較!

家づくりを始めるときに「2階建てにするか、平屋の方が良いか」悩まれる方も多くいます。
どちらにもそれぞれ魅力があり、それぞれに合う暮らしがあります。

今回は2階建てと平屋の「間取り」と「費用」を比較しながらどんな方にどちらが向いているのかをご紹介します。

間取りの特徴を比較

2階建ての間取りの特徴

1.コンパクトな土地でも広さを確保できる

1階と2階に空間を分けて使えるため、都市部や狭小地でも部屋数や収納を確保しやすいです。
「家族それぞれの個室が欲しい」「リビングも広く取りたい」といったご要望にも、土地面積を抑えつつ対応しやすいのが特徴です。

2.家族のプライベート空間を分けやすい

フロアごとに用途を分けやすいのが魅力です。
例えば、1階にLDKや水まわり、2階に寝室や子ども部屋を配置することで、家族それぞれのプライべート空間を確保できます。

3.階段の昇り降りが必要

2階建てでは、日常的に階段を使う生活になります。
1階で料理をして、子ども部屋の様子を見に階段を上がるなどの動作が毎日の中に組み込まれます。
若い世代ではあまり負担に感じませんが、年齢を重ねた時に負担になる可能性もあります。
1階に寝室を設けておくなど工夫をすることで将来的にも暮らしやすくすることもできます。

平屋の間取りの特徴

1.ワンフロアで完結する動線

一番の魅力は生活が1階で完結することです。
階段がないため、家の中の移動がスムーズで、掃除や洗濯などの家事もラクにこなせます。

2.天井の高さや勾配を活かしやすい

2階部分がないため、屋根の形状を活かした設計がしやすいのが特徴です。
勾配天井や吹き抜けなど開放感のある空間を作ることができます。

3.広い敷地が必要になることがある

生活空間を1階に収めるため、同じ床面積でも2階建てに比べて建物の面積が広くなりがちです。
ある程度の敷地面積が必要になるため、都市部や住宅密集地など広い敷地を確保しにくいエリアでは建築が難しいことがあります。
コアー建築工房では30坪未満の平屋などコンパクトながらも広がりのある間取りをご提案しています。

平屋の施工事例

費用面での違い

費用の比較

項目 2階建て 平屋
本体価格 一般的  割高になる傾向
基礎・屋根の面積 少なめ 広くなりコスト増
土地の費用 小さい土地でも建てられる 同じ建築面積だと広い敷地が必要
メンテナンス費用 足場などが必要 比較的手入れしやすい

(地域や仕様によって異なります。)

2階建ては建物の「基礎」と「屋根」の面積が抑えられるため、平屋に比べて費用が低めになる傾向があります。
一方、平屋はワンフロアで建てる分、基礎と屋根にかかる材料・工事費が増えるため、同じ延べ床面積で建てると費用が高くなることがあります。
メンテナンス費用に関しては

どんな人に向いている?

暮らし方のタイプに合わせた向いている間取り

タイプ 向いている間取り
将来の暮らしやすさを重視 平屋
コンパクトな敷地に建てたい 2階建て
家族のプライベート空間を分けたい 2階建て
ワンフロアで完結する動線が良い 平屋

まとめ

2階建てと平屋、それぞれにメリットデメリットがあります。
ライフスタイルや将来設計に合ったお家を選ぶことが何より大切です。
コアー建築工房では、ライフスタイルや土地条件に合わせて、2階建てと平屋の両方をご提案しています。
「実際の間取りを見てみたい」「費用感を知りたい」という方はぜひ、モデルハウスや個別相談にお越しください。


執筆者

住まいの相談室春﨑 沙織

自己紹介

武庫川女子大学建築デザインコース卒業。
在学中は古民家再生活動や地域のコミュニティーづくりに携わり、
2018年コアー建築工房に入社後、二級建築士を取得。
広報として現在までに約100件近いお家に関わってきました。
家づくりの際に気になるお金の事や性能、土地の選び方など気になる情報をご紹介します。

SNSシェア