私はコアーにおいて、リフォームやメンテナンスをメインで担当させて頂いているのですが、たまに高所での作業をしなければならないことがあります。
そのためには、自分自身、あるいは職方を高いところに上げないとなりません、当たり前ですが(笑)。
そんな時に、よく現場にもっていくものは、スライダーと呼ばれる梯子です。
見た目は長さ4m程度のアルミ製の梯子なのですが、先に滑車が付いていて、ひもを引くと梯子が延びていき、2階の軒ぐらいなら梯子を架けることが出来る物です。

まあ、想像して頂いたら分かるかと思うのですが、登ってゆくとよく撓り、よく揺れ、とっても怖いです(笑)。
簡単な作業だったら何とかなるのですが、凝ったことをするには不安定すぎて、物を仮置きする場所もなくて、結構大変なのです。
そこで、次に登場するのが、仮設足場です。
新築や大規模なリフォーム工事などでは家の外部回り全体に足場を架けますが、メンテや小規模工事では、壁や地面等から控えを取るなどして部分架けをします。

だから、横揺れなども起きやすく、やや不安定ではありますが、それでも梯子の事を思えば、はるかに安全で、作業床の上に物や道具を仮置きできるし、作業性は格段に上がります。
なので、ある程度まとまった作業をする場合などは、足場の設置を基本としております。
しかし、足場専門業者を手配しての設置工事となるので、それなりの費用が掛かり、メンテ費用より、足場設置費用の方が高くついた、などというケースもあります。
さて、いよいよ本日のメインエベンターの登場です。
高所作業車、通称「スカイマスター」。なかなかかっこいい響きです(笑)。
↓こんなのです。

見ての通り、伸び縮みするアームとその先に人が乗れるカゴが付いた車、なのです。
つい先日、屋根のメンテで利用したのでその時の写真を載せておきます。

現場の前に車を停め、4本の足を下ろして車を安定させます。車輪は浮いている状況です。

このように、アームを延ばして行きます。角度も自在、カゴも水平回転し、作業しやすい位置に行くことが出来ます。
↓作業イメージです。

操縦は、カゴに乗っても出来るし、地上から車本体の操作盤からも出来ます。
家の前に、この車を駐車できる場所が必要という必須条件がありますが、1日の使用であれば、足場設置より費用は安くつき、アームが届く範囲であれば、ついでに他の部位のチェックやメンテをすることもでき(この日も、正面に向かって左側の方も、簡単な修繕を行いました)、大変便利なものなのです。
さて、いかがでしたでしょうか。
このように、日々のメンテでは、いろいろな方法を用いて対応しております。
機会がございましたら、また別の秘密アイテムを紹介させて頂きたいと思います。
本日、ここまで。
(梅谷)





