
河内長野市滝畑地区の茅葺民家をご紹介します。
滝畑ふるさと文化財の森センターに移築されたものです。
これは江戸時代の建物で、滝畑地区独特の様式で滝畑型と呼ばれています。
屋根に使われる茅は、近くの岩湧山山頂の茅場から刈取り使用されています。
その特徴は、妻入りで戸口をくぐると前面に土間が広がり、
その奥に部屋を二列に配置する四間取、土間寄付のクチノマを広く取ることが特徴となっています。


中に入り障子を開け放つと、深い軒の茅葺屋根で夏の暑い日差しと熱が遮られ、
心地よい風が通り抜けるため、居心地良く何時間でも過ごせます。
平日の昼間など、枕持参で昼寝に来る人もいるそうです。


エアコン利用が当たり前の現代の住宅において、気密性・断熱性能は重要ですが、それに加えて、時には自然の風、
光、影を上手く利用する暮らしは如何ですか?(山内)



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