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畳の空間

近頃だんだん寒くなってきて、こたつを出し始めるお宅も少なくないのではないでしょうか。

こたつというと和室のイメージがありますが、和室の大きさについてはそのこたつや、布団を設置する観点から考えるとその必要性が見えてくるのではないかと感じます。

 

コアーのお家では、四畳半(4.5帖)の正方形の和室が多い印象です。

4人でこたつなどを囲んで座ったり、客人を泊めることがあっても布団を2つ並べて敷くことも充分できるかと思います。

LDKと並べて配置されることで、空間的な狭さをあまり感じることもないのではないでしょうか。

四畳半の和室は畳4枚と、四隅の一角に半畳を敷くか、半畳の畳を9枚敷くパターンに2分され、コアー建築工房の施工事例としてはどちらもよく見受けられます。

 

続いて六畳間の和室。

押入と床の間などを含めると8帖分のサイズのお部屋になります。

これだけの広さがあれば長方形の大き目の机を囲んで食事をしたり、とてもゆったりと空間を利用することが出来ると思います。収納や床置きのテレビなどの他の家具を設置したり、趣味のお部屋などとして機材などを置いての利用も考えられます。お施主様の中には、仕事の空間にされている方もいらっしゃいました。

 

和室のスペースが取れなかったり、独立した和室は必要ないという場合は、LDKなどの部屋の一角を畳コーナーにすることなども考えられます。

リビングに畳コーナーを設けて、ちょっと寝転んでゆっくり休憩をとったり、地窓から外の風景を楽しんで癒されるような空間を演出しています。

 

キッチンの前に計画されダイニングとして機能する4.5帖の畳コーナー。小上がりとしているので床下を引き出しとして利用できるのもうれしいポイントです。

DENスペースを畳敷きにし、本棚で空間をやんわりと間仕切って一人の時間も満喫できる空間です。

 

畳があるだけでかなり落ち着いた雰囲気が醸し出され、思わず一息つきたくなるような空間に仕上がるような気がします。

 

(後藤)

 

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