新入社員の和田と申します。
先月、ブログにあげていた、新入社員の仕事についての、続きをお話していこうと思います。
前回でも、お話ししましたが、積算室の仕事内容は、プラン図を見て、数量などを拾い出し、見積を出します。お金のことなので、とても慎重に作業しています。
他にも、仕事はあるのですが、今回は、その内容についてお話していきます。
前回では、基礎と、屋根の拾い出し方法をお話ししました。
今回は、外壁について、お話ししようと思います。
前回を見ていなくても、分かる内容となっていますので、ご安心ください。
では、外壁の拾い出しをお話しします。
外壁の拾い出しとは、その名の通り、外壁の面積を拾っていきます。
この拾い出しの理由としては、外壁の塗装などの面積、その下地になる材料などを、計算する際に、必要となってきます。
外壁の仕様は、内部から、構造用MDF(構造用合板の役割を果たします)・透湿防水シート・通気胴縁・ラス板・Wラス・モルタル・塗装になっています。
その材料を拾うために、拾い出しが必要となります。
ほかにも、壁の断熱材を計算する際にも、必要となってきます。
コアーでは、断熱材は、セルロースファイバーが、標準仕様になっているので、断熱だけでなく、防音効果も期待されます。
セルロースファイバーは、自然素材でできた断熱材なので、環境にも優しいものとなっています。
少し話がそれましたが、防音機能が期待される、セルロースファイバーは、外部に面する壁以外にも、トイレの周りにも使用します。
そのため、断熱材は、外壁と、トイレ周りの内壁を足した面積になります。
なので、断熱材は、内壁の時に、お話ししようと思います。

外壁の拾い出しの説明が終わりましたので、次は、いよいよ実際に拾い出しをします。
ですが、拾い出しをするとき、立面図には、寸法が書かれていません。どうやって拾えばいいのか…
書かれていない理由は、コアーには、建物の高さに、標準があります。
その、標準の高さを使い、拾い出しをしていきます。
あくまで標準なので、その後の打ち合わせで変更があるかもしれませんが、初めは標準で拾い出していきます。
外壁を拾うときは、どこまでの範囲に外壁の材料が含まれるか確認します。
外壁には、土台や、梁が含まれるので、その高さも、拾います。基礎は、含みません。

拾う際に注意しなければいけないのが、立面図で見えていない外壁部分です。
どういうことかと言うと、コの字型になっている建物や、ベランダの内側など、他の壁で隠れている外壁は、立面図では、見えないので、平面図をしっかり見て、拾い出しをしています。
そして、各方面、計4面を、拾います。それが終わると、次は、窓の面積を引いていきます。
窓には、塗装はしないので、後で、面積を引いていきます。
これで、外壁の面積の拾い出しが、終わりました。
少し難しそうに感じますが、見えない部分の外壁に注意すれば、大丈夫です。
次回は、内壁についてお話ししようと思うので、良ければ引き続き、見てください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
和田




