大工さん紹介の第5回は、3年目の若手の小﨑大工さんです。

小﨑大工さんは、1997年4月に大阪市で生まれました。
中学からラグビーを始め、高校は大阪産大附属高校へ進み、ひたすらラグビーに打ち込みます。
大阪のラグビーは伝統校が強く、産大附属ラグビー部も全国予選の決勝まで進みますが、惜しくも敗れ
ベスト8という成績だったそうです。
小﨑さんもかなり期待されていたそうですが、高1の終わりにタックルを受け、骨盤の骨を2ヶ所骨折するという
大怪我をして、半年のリハビリ生活を送ります。
それまでは快速ウィングとして自信を持っていたものが、リハビリ後は同じように走れなくなり
そこからスクラムハーフへとポジション変更を余儀なくされました。
それでも3年生の最後の試合では、スクラムハーフとしてスタートから出ていたというのですから、才能はもちろん
ラグビーにかける情熱が凄かったのでしょうね。
ラグビーで大学の推薦ももらっていましたが、怪我の影響もありラグビーはあきらめて、大工さんの専門学校へと
進学します。
母方の両親が福岡で建築の仕事をしていた関係で、建築を選ぶなら「大工さん」だと思ったそうです。
すでにお兄さんが設計の仕事をしていた関係で、無有建築工房の竹原先生に相談したところ、「コアー建築工房」を
紹介してくれたそうです。
竹原先生ありがとうございます。
まだまだ一人前の大工さんになるための勉強中ですが、将来は設計をしているお兄さんと一緒に仕事がしたいと
熱く語ってくれました。
兄弟で一緒に仕事をするって、素敵なことですね。
私生活では、中学生の時から付き合っている彼女と昨年入籍して、今年の11月に結婚式をあげる予定です。
30歳までに自分の家を持ちたいと語ってくれましたが、聞いている私も応援したくなるような好青年でした。
(佐野)