
堺市中区のN様邸では、古民家である母屋の再生工事がはじまりました。
外観は、あまり変わらないのですが、
内部は、水周りを中心に大改造を行います。
下記写真は少し前の様子ですが、
内部を解体しているところです。

古民家を解体すると露わになるのが、このような立派な木組みです。

この家が建ったのは60年ほど前のことです。
出来てしばらくした頃、大阪は第二室戸台風(1961年)に襲われました。
当時、藁葺きの家が多かったこのあたりは、大変な被害を受けました。
多くの家屋が、猛烈な雨風に耐えられず倒壊したそうですが、
村の腕自慢の大工さんが建てたこの家は、びくともしなかったのです。
懐かしそうに笑顔で語るご主人でしたが、この家への思い入れが強く伝わってきました。
この度縁あって、その大切なお家の再生工事をさせて頂いてるのです。
上の写真の場所は、現代のライフスタイルにあったLDKへと生まれ変わり、
立派な木組みは、再び天井内に姿を隠します。
大きく生まれ変わるこのお家ですが、これからもN様とそのご家族を、
力強く、優しく守り続けてくれることでしょう。
さらに愛着の湧く家に仕上げなければならない!
それが、この家のことを委ねて頂いた私どもの使命です。
しっかり現場管理を務めていこうと思います!
(梅谷)



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