住宅ローンを組まれる方で、借入期間(返済期間)を短く組んだり、
後々、繰り上げ返済をして期間の短縮考えている方は多いと思います。
住宅会社で営業マンに繰り上げ返済を提案されることも多いと
思います。
たしかに、返済期間が短くなったり、返済金額が少なくなると、気分的にも楽になります。
ただし繰上返済にもデメリットはありますので、十分に理解したうえで進んでください。
《メリット》については、十分ご存知だと思いますので、ここでは《デメリット》だけ簡単
にご説明しておきます。
ご計画の内容にもよりますので、詳しくは弊社までご相談ください。
《繰上返済によるデメリット》
①住宅ローン控除・・・・・控除期間中の場合元金が減るため、控除額が少なくなります。
②キャッシュフロー・・・ケガや病気など急な出費が必要になった場合や収入が減ったり、失
職した場合、別途ローンを組もうとしても住宅ローンよりも金利が高くなります。
③万一の場合・・・・・・・・・住宅ローンの場合、団体信用生命保険に加入している方が多いと思
います。借入者の方が、万一死亡や高度障害になった場合、保険により完済されます。
*金融機関により、3大疾病はもとより7大疾病などの保険もあ
これらは一般の保険よりも保険料が安いと言われています。
繰上返済後に万一の事態に直面される例もあります。その場合、ローンは繰上返済により
無くなっていますが、手元に現金も残っていない状況になります。
他にも様々なデメリットはありますが、現実性の高いものは上記3点だと思います。
住宅ローンを組む場合、これらのデメリットも考慮して慎重
に検討してください。
(山内)
