工事の仕事をしていて、「駐車場やお庭などに芝を敷いたけれど、雑草が生えて毎年草抜きが大変」という声を時々耳にします。
そんなお悩みに対して、いつも一緒にお仕事をさせていただく外構屋さんから下草の選びかたについてお話を聞ける機会があったので、今回はそのことについて書きたいと思います。
①芝生

とても一般的で広く愛される仕上りではないでしょうか。
お庭に芝を敷いておけば、お子さんなどがもし芝の上で転んでしまってもケガをしにくいですし、おうちで飼っているワンちゃんなどを遊ばせていても土の地面より足を洗ってあげる手間などもかなり軽減できます。
難点を上げるとすれば、先程触れたように、下記の植物たちに比べて雑草の繁殖を抑えることが出来ないということです。夏場は特にお手入れが必要になるでしょう。すごく大きな土地をお持ちの方は、思い切ってヤギを飼ってみるのもいいかもしれません…
②龍の髭

一年を通して青々としており、駐車場の土間コンクリートの目地に植えて景観をおしゃれに演出したりできます。

そのうえ雑草の発生の抑制力が抜群で、よほど乾燥しない限り水やりも必要なく光合成させさせてあげればいいのでお手入れやお世話も簡単といったメリットが多い植物です。
芝生とは違って庭全体ではなく隅っこや植栽スペースなどにポイント的に植えるのがメインとなります。
③ディコンドラ

龍の髭のようなグランドカバーとしてよく用いられます。
ハート形の葉っぱは目線の高さから見るとクローバーのような見た目をしており、かなりラフな感じで生育しますので、かわいい感じのお庭にしたいという方には特におすすめです。
雑草は龍の髭ほど抑制力はありませんが、ディコンドラが繁茂するにつれてまぎれ、草むしりも最低限で済むとの事。
ただし、生育した状態ではなく、種まきからになるので、冬場は施工性が悪く、大雨などが降ると撒いた種が流されてしまう可能性もあります。
以上3つの植物をご紹介させていただきました。
機能性も大事ですが、やはりお庭の雰囲気を大事に下草も選ぶのが一番かと思います。
ですがもしこれから駐車場やお庭などの部分的な工事を検討される方は一度ご検討されてみてはいかがでしょうか。
(後藤)



