さかにゅー6月号に掲載しています。
今後は、新築ではなく既存の住宅を補修する数が増えると言われています。
私たちも、年間リノベーションさせていただく機会が多々あります。

1つは築年数が経った古民家の再生です。
多くはご家族のご両親や祖父母様の住まいを受け継ぐにあたり
古くなってしまった性能面を一新し住みやすくすること。


ただ、ご家族の思い出を残したり、古民家を生かすうえで
丸太の梁をあえて見せるデザインにしたり、
らんまや天井の板張りを洗い直して、もう一度使用します。
ここが住宅再生の面白いところです。


またご家族にとっては工事前と完成後のbefore/afterが見えるので
生まれ変わったお家の姿を見て新築とは違った喜びがあります。
新しいものがどんどん出てくる世の中ですが
古き良きものを大事に使っていく、愛着をもつことは
人の心を豊かに、優しくしてくれるような気がします。
(駒形)