本日は第3回目の住まいの講座。
第3回目の講座内容は「住宅性能について」と「住宅ローンについて」でした。
その中で「お土地探し」についてのお話もありました。
土地を探している方だとインターネットや不動産屋さんで土地情報の資料を見ている方もいらっしゃるかと思います。
皆さんはその情報のどこを見てお土地を決めていますか?
まず、金額を見られているという方もいるでしょうし、駅が近いや静かな住宅地など周辺状況をているという方もいるかと思います。
まず、金額を見て決められている方が気を付けておかなければいけないのが、販売価格に含まれない費用です。
不動産屋さんに支払う仲介手数料や解体費、造成費用などといった費用がかかってきます。
例えば土地情報に「上物あり」や「古家付き」といった事が書かれていると土地の金額とは別に解体費用が必要になります。
解体費用は木造の建物や鉄筋コンクリート造などといった建物の造り方によっても費用がかかってくるので、不動産屋さんや私たちのような工務店に一度、確認された方が良いと思います。
また高低差のある土地の場合、土地を平らにする造成費用がかかってきます。
道路との高低差が何メートルかによって変わってくる部分です。
このような高低差を利用した掘り込み式のガレージにするとその分の費用も考える必要が出て来ます。
次に駅から徒歩何分かといった交通の便を見られている方は駅までの本当の距離と周辺状況を気を付けなければいけません。
駅から徒歩3分と聞くと駅近に感じられるかもしれませんが、
駅から徒歩何分というのは単純に距離を分速80メートルで割った時間です。
距離としては本当に240mの距離であっても駅までの道のりがとても急な坂道だったり階段の多い所を通らなければならない場合などは本当に3分で到着できないかもしれません。
また、小さいお子さんの場合だと分速80mではなかなか歩けないのでもっと時間がかかることになります。
実際に歩いてみないと分からない部分です。
また駅の近くになると「用途地域」というものが商業地域などお店が建てられる地域が多いため、夜遅くまでお店が開いていたり、交通量が多かったりします。
そして、「用途地域」が商業地域などになってくると住宅のみが建てられる地域に比べて「建ぺい率」が高くなります。
「建ぺい率」はその敷地にどのくらいの大きさの建物が建てられるかという割合です。
建ぺい率が小さいとお庭の面積が大きくなると考えて頂いたら良いと思います。
上から見た写真を比べてみても右側はほとんど緑がありません。
道路から見た写真だと左側は建物が低く緑も多いのに対し、右側は3階建ての建物が多く緑がほとんどありません。
駅からの近さを取ると住宅の密集した日当たりの悪い土地になり、住宅環境を取ると駅から遠くなってしまいます。
どちらが大切でどこまで妥協できるかを考えるのも土地を上手に見つける上で大事になってきます。
「100点の土地を探すのではなく60点の土地を見つける事」とよく言われます。
土地が決まらなければお家は建てられませんが、
60点の土地であってもお土地が見つかればその土地を住まわれる方に合わせて100点にも120点にもするお手伝いをさせて頂くことが出来ますので、お土地についてのご相談も不動産屋さんだけでなく私たちのような工務店にも是非してみて下さい。
次回の住まいの講座は「家づくりウォッチングツアー」です。
工事中の現場やコアーのお家に住まわれている方のお家を訪問させて頂きます。
このツアーのみの参加も出来ますでのご興味ある方はお問合せ下さい。
今までのウォッチングツアーの様子はこちらからご覧ください。
(春﨑)
大阪で自然素材・国産材等、環境に配慮した注文住宅の木の家を建築するならコアー建築工房にご相談下さい