私達が仕事する現場では専門用語が飛び交っています。
いきなりですが問題です
Q1,「すんさん 30丁持って来て」
Q2.「そこは、しゃくご寄せよ」
Q3.「ボードさぶろく20枚注文して」
初めは英語か?名前か?略語?とちんぷんかんぷん
実は寸法の事なんです。建築の世界では長さを伝える
時はmmでの表現が標準なんですが現場の中でも
大工さんや木材の呼び名では尺貫法が残っています。

「尺貫法」というのは分(ぶ)寸(すん)尺(しゃく)
間(けん)等の単位で寸法を表します
10分=1寸(約30.3mm)
10寸=1尺(約303mm)
6尺=1間(約1818mm)
実は家の大きさや値段を調べる時の坪単価の「坪」
部屋の広さを示すリビングが16帖の「帖」も尺貫法
畳1帖の寸法が一番イメージしやすいですね
2帖で1坪 畳の長手方向が6尺又は1間と呼びます。
だんだん訳がわからなくなってきましたか?
mで表すと1.82m なんでこんな中途半端な寸法?
なんで2mじゃない?
でも私達の住む空間は尺でできている事が多いんです。

ちなみに問題の答えは
a1) 1寸3分の木材の意味
天井下地に使う野縁の木材の事35mm角の材料の事
a2) 1尺5寸の事 455mm寄せると言う意味
a3) 石膏ボード 3尺×6尺サイズを20枚
と言ってます。
あなたも現場に遊びに来られた際はこんな言葉を聞いて
みてください。
私の身長は5尺6寸です。何センチ?
(千原)


