昨日、堺市立堺高等学校にて開催された「キャリアガイダンス」に参加させていただきました。
同校は、弊社で活躍する社員大工・小林海斗(入社6年目)の母校です。今回のキャリアガイダンスも、小林が学校や先生方とのご縁をつなぎ、実現した貴重な機会となりました。
当日は小林より、「なぜ大工という道を選んだのか」という自身の体験をもとに、大工という仕事の魅力や、これまでの苦労、そしてそれを乗り越えてきた経験についてお話させていただきました。
また、同世代の若手大工たちと切磋琢磨できる環境を前向きに捉え、仲間と共に成長していく姿勢が伝わってきて、非常に頼もしく感じました。
若手大工の育成を目的とした取り組み「大工志塾」での学びや、そこで得た知識・経験が、今の家づくりにどう活かされているのかについても、生徒の皆さんに向けて丁寧にお伝えさせていただきました。
特に印象的だったのは、「お客様の一生に一度の買い物に携わる責任と誇り」、そして「その喜びを間近で感じられることのやりがい」に触れた場面でした。高校卒業後すぐに社会に出たからこそ得られた経験や成長についても、生徒の皆さんに届いたのではないかと思います。
続いて、弊社取締役技術管理部長の大谷より、「コアー建築工房の家づくり」についてご紹介させていただきました。
時間が経っても美しさが色褪せないデザインや、木造住宅が“第二の森林”とも言える持続可能な仕組みを持っていることについてご説明し、特に「職人の手仕事でつくられた家は、壊れても直せる」というお話には、職人の手仕事で仕上げられた家だからこそ、たとえ壊れてしまっても、その部分をまた職人の技術で丁寧に補修できる。永く住み継いでいける。という深い意味が込められており、生徒の皆さんだけでなく、後方で聞いておられた先生方からも多くの共感の声をいただきました。
後半では、「やりたいことはまずやってみること」「何が自分にとって一番楽しいのかを考えること」といった、自分の軸を持って進むことの大切さについてもお伝えしました。
先生方からも生徒の皆さんに向けて、「職人として“○○さんだからお願いしたい”と言われるような、唯一無二の存在を目指してほしい」という熱いメッセージも贈られており、心に残る時間となりました。
このような貴重な機会をいただきました堺市立堺高等学校の先生方、そして真剣に耳を傾けてくださった生徒の皆さんに、心より感謝申し上げます。
本日の経験が、堺高等学校の皆さんの将来を考えるきっかけとなれば、これ以上に嬉しいことはありません。
今後もコアー建築工房は、地域の工務店として、単に家を建てるだけでなく、若い世代の方々に私たちの家づくりや仕事の魅力を伝えていけるような活動を継続してまいります。