皆さん、こんにちは!!
お家を建てる時って、内装や外装にすごく注目します(当然ですよね)。
でも、お家を支える基礎って、あまり注目することがないのでは?
基礎工事についてほとんど考えたりしていないのではないでしょうか?
今日は、そんな基礎について少し触れてみたいと思います。
そもそも、基礎とは、地面と建物のつなぎ部分にあたる土台のことです。
基礎は建物のすべてを支える土台であり、その土台がしっかりしてこそ家が傾かず、丈夫で長持ちします。
ただし、基礎の下には地盤があることも、忘れてはいけません。
基礎工事を行う前にしっかりと地盤調査を行い、軟弱な地盤であれば、地盤改良を行って地盤を強くします。
こうした対策を行い、基礎を作ることで、初めて家の土台となります。
そして、基礎工事の方法には、主に「ベタ基礎」と「布基礎」の2種類があります。
<ベタ基礎>
ベタ基礎は、現在多くの住宅が取り入れている基礎工事の方法で、建物の底一面を鉄筋コンクリートの基礎で支えま
す。安定性が高く、地震の揺れや不同沈下にも強い造りになっています(上の写真がベタ基礎です↑↑↑)。
ベタ基礎にすると、地面から上がってくる湿気や白アリを防ぐこともできるので、建物の品質を長く保つことができ
ます。ただし、コストは布基礎に比べると割高です。
<布基礎>
布基礎は、建物の柱や壁の壁面部分に沿ってコンクリートを打設する基礎工事の方法です。
ベタ基礎が建物を”面”で支えるのに対して、布基礎は壁面に沿って”線”で支えると考えれば、わかりやすいです。
コアー建築工房では、ベタ基礎を採用しております。しっかしとした基礎を作り安心・安全なお家を目指します。
基礎工事の流れを簡単に説明します。
①重機で基礎の一番底になる深さまで土を掘ります。
②次に砕石(細かく砕いた石)を敷地全体に敷き、地面を転圧して地盤を固めます。
③さらに防湿シートを敷き、その上にコンクリートを流します。これを捨てコンといいます。
④鉄筋を組みます。(ここまでの作業を行ったのが↓↓↓)
細かい網の目。近くで見るとすごいです。
めちゃくちゃ複雑に組まれてます。
公園にあるジャングルジムみたいです。
⑤この鉄筋を組んだ後に、鉄筋を囲むように型枠(鉄の板)を組んでいき、そして、そこにコンクリートを
流し込みます。乾いたら外して完成です。
以上、簡単に説明しましたが、非常に手間暇をかけて作っております。
だからこそ、丈夫なお家の土台として何十年も耐えうるのです。
もしお近くで新築工事をやっていらっしゃったら
骨組みだけの基礎をちらっと見てみてください。
結構面白いものですよ。
中山 勝暁