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AIと仕事と私。チャットGPT講習を受けて、ふと思った事。

チャットGPTの講習を受け、驚愕しまくっている梅谷です。

これからの時代、「ライティング」というスキルは、もう必要ないのでしょうか。。。

「プロンプト」と呼ばれる、文書作成のための指示や質問をまとめたシナリオのようなものを準備さえすれば、後はAIが一瞬にして、こちらが望む形式の文章を作成してくれます。

へんてこな文章が出来上がってくる場合もありますが、気に入らなければ作り替えも一瞬です。納得できる文章が出来るまで、何の気兼ねも無しにAIを取っ替え引っ替えして、再作成要求を繰り返せるのです。

このブログに投稿する記事、私は毎回かなりの時間をかけて書いてきたのですが、「そんなの時間の無駄だ、この時代錯誤野郎!」と真っ向から否定された気分です(涙)。

いやぁ、何でもかんでもコンピューターにとって代わられる、そんな恐ろしい時代がいよいよやって来たようです。昔、怖いもの見たさに読んで暗澹たる気持ちになったディストピアSF小説・漫画の世界が、現実になってきた!

 

建築の世界は、どうなのでしょうか。

真っ先に思い浮かぶのは、3Dプリンターによる建築です。

今のところ、まだ試作段階のようですが、工期やコスト面で圧倒的なパフォーマンスを発揮しそうです。近い将来これが当たり前、となって行くのだろうか、、、

 

コアーが今まで建ててきた、そして、これからも変わらず提案し続ける家は、

大工や大勢の職方が、力を合わせて、手間をかけて、コツコツ手作りする家です。

計画植林で育て上げた国産木材を構造躯体とし、内・外装にも自然素材をふんだんに取り入れて仕上げる家です。

3Dプリンターの家とは、技術面でも素材面でも、真逆を行くスタイルと言えましょう!

在来木造建築は、日本の誇る伝統文化であり、それを担う大工の技術は、失伝させてはならない大切な宝物です。

しかし、木造建築の世界でも、コンピューターによる構造材プレカットが主流であり、秘伝とも言える手刻みによる継手・仕口加工技術は失伝の危機にあります。

この点はコアーにおいても、同様ではありますね。

が、コアーの場合はフルプレカットではなく、一部手刻み仕事を残しております。

 

また、古民家の再生などの現場は、ベテランの大工が自慢の技術力を発揮する舞台となり、若手の大工にとっては、伝統技術を学ぶ、またとない機会となっております。

木造伝統文化を、コアーでは大切に継承して行きたいですね!

 

これからの時代、コンピューター技術は無視できません。

チャットGPTもAIも、しなやかに受け容れて、仕事の効率化のために活用して行きたいものです。が、それを踏まえたうえで、“生きているヒト”としてやるべきことを、したたかに、逞しく、主張し行こうと思うのです。

 

それでは本文章の最後に一言、申し添えておきます。

私は、ロボットではありません

 

(梅谷)

 

 

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