先日お引渡しをした現場で、いつも目にする階段手摺部分の笠木が
よく見ると木の小口(断面)が見えない納まりになっていました。
反対側も同様に小口が見えないようになっています。
裏を覗き込むと角が留め加工されています。
これは雛留め加工といわれると言われる技法で
通常は床柱部分の長押の納まりに使われます。
笠木の納め方は45度に斜めにカットして取り付けたり、どちらかの笠木を勝たせて木の小口が見える状態になるのが通常ですが、大工さんの技で手間の掛かる仕事がしてあり技術力の高さを感じたのと、さりげなくしている所が格好良いなと思いました。