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3つのバランス “社長の言葉”

私は人よりもよく怒る方だと思います。

「コアーの家とはこうあるべし」というのがあった方が良いなと思っているからです。これを妥協したり、流してしまうのは怖いからです。指摘していかなければならないと思っています。

私は流したりして見過ごしていくことの危険性を今まで学んできましたので「言い続けなあかんな」という風に思っているのです。しかし、実は指摘をするという事は総合的に指摘しなければいけないと思っています。

例えば建築では3つあります。美しい・施工性が良い・値段が安い。この3つのバランスをいつも考えながら家づくりを進めることが大切です。
しかし、この3つをやり続けることが又、実は大変なんです。

美しい・施工性が良い・値段が安い。この3つはどこかで妥協しなければならない時がでてきます。妥協するにあたって、何を一番にするか、それは議論し続けないと分かりません。

だからコアー建築工房という会社は標準化を目指したいと思っています。
しかし、その標準化を作り上げる事は大変です。
だからこそ、私はできるだけ多方面から気配りして、どんどん改善が行われることがこの会社が良くなる方法だと思っています。

「これはこれでもいいや。」という考え方では改善案は出てきません。「これでないとあかんねん。」という人が何人もいて、それに対して議論をし、良し悪しを決めていく。人それぞれの価値観をどうしたら一つになるか、それは議論の中から導くのです。

「僕はこんなに磨き上げているのにあなたの考えとは違うのですか。」という経験を何回も何回もやらないと価値観は共有できません。自分の価値観を否定されるかもわかりません。けれど、否定されたときに見えてくるものがあります。
それを皆さん、考えて欲しいなと思っています。