先日、コアー建築工房で設計・施工をさせていただいた物件のお引渡しがありました。
工事もいよいよ終わり、お引渡をするまでの間にも、コアーでは社員による様々な検査などを行わせていただいています。職人さんの手を離れた後の現場の様子を、少しだけ紹介したいと思います。
専用の機械を用いて、お家の気密性を測る気密試験です。
気密性が高いと、外気の流入を抑えられ、室内の過ごしやすい空気が外へ逃げにくくなります。快適な室内空間を提供するために、この検査によってお家の気密性を「C値」という指標を使って数値化します。
「C値」とは、建物全体でどのくらいの隙間があるかを示すものになります。コアー建築工房では、気密検査の結果が芳しくない場合はサッシの調整などから是正に取り組んでいます。
社員による竣工検査を実施。工事が完了した物件で、設備等の不具合や工事中の傷汚れがないかなどを、各場所ごと点検項目に沿って最終確認します。
以上のようなものや、引込みの建具が引き出しにくい、木製の可動棚が膨張して動かせないなど問題は様々ですが、その場で補修をしたり、お引渡しまでに是正を行います。
家造りに携わっていても、一軒一軒のお家は当然違うので、検査に参加する側にとっても毎回勉強になります。
完成写真の撮影も行っています。広報活動、入居されてからのメンテナンスの資料としてや施工事例として紹介させていただくことで以後のお客様とのお打合せなどでも活躍します。
お家造りでは御出会いからお引渡まで様々な人が関わっています。職人さんや、工事中などに直接会う機会のなかった人たちの繋がりも感じながら、お家に愛着を持って暮らして頂ければ幸いです。
(後藤)