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気候風土を取り入れた家づくり

木材に触れている仕事柄、年輪を見ると無性に数えたくなる田深です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

年輪から四季の変化が何回あったか…と

その木の長年の歴史を感じて、おじいちゃんに触れるような感じでほっこりするのは私だけでしょうか。。

今日は気候風土を取り入れた家づくりについてお伝え致します。

【夏は暑く、冬は寒い】という
年間を通して気候変化の大きい日本の中の関西。

家電機器の性能も上がり、快適な空間をつくる事が可能になりました。

さらに建物でも工夫する事で
電力消費を抑える事につながります。

コアー建築工房では、夏の日差しを遮る軒の長さ

冬には日差しをたっぷり取り込める建物の配置、窓の配置、吹き抜けなど

設計で居心地の良い家になるように検討します。

また、落葉樹を植える事で冬には落葉し、日差しが入り

春に芽吹き、夏には木影を作ってくれます。

もちろんセミや鳥などもやってきてくれたりと、自然の変化をより身近に見る事ができます。

太陽の角度に対して建物の工夫

 

 

そうする事で、機械エネルギーだけに頼らず

家族が心地良く過ごせる住まいになる事はもちろん

子どもが家で過ごす時間の中で、変化に気付くきっかけがあり
自然への興味関心が湧く機会をつくる事ができる住まいになります。

日本の気候風土から考える家づくりは

古民家再生プロジェクトに参加して知りました。

エアコンのない時代の古民家は、いかに夏涼しく過ごせるかが家づくりのメインテーマである事を知った事が大きなきっかけでした。

南側に打ち水をして、北側の影から涼しい風を取り込む工夫や
縁側で夏の日差しを遮ったり、冬には暖かい室内空間をつくるなど建築での工夫が多々見受けられました。

機械設備の整った現代の家づくりは四季の変化を気にしなくても作れるようになりましたが
子ども達にとっては意識して外に行かないと自然の変化を感じる機会は減っていると

マンションに住んでいてより感じるようになりました。

1.夏は日差しを遮る
2.冬は日差しを取り込む
3.落葉樹を植える

そんな住まいが出来ればいつも身近に自然を感じられると思いご提案しております。

住まいの中で四季の変化を感じられるようにするには
野花を摘んでくる、プランターで花や野菜を植えてみる
季節の花を飾ってみる。
季節の変化について肌で感じながら楽しんで取り入れてみてはいかがでしょうか?

日常に四季の移ろいを取り入れて、心地良く暮らす工夫については、まずはその敷地を知る事から始まります。

どんな暮らしをされているかYouTubeの動画にて住まい手宅をご覧頂けます。

良ければこちらからご覧くださいませ。

コアー建築工房YouTubeチャンネル


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