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木の家をつくる、大工の技

最近のお家ではプレカットといって事前に図面をもとに工場で加工している所がほとんどです。

コアー建築工房でも事前にプレカット工場に依頼し、仕口や継手(※)を加工してもらっています。

しかし、軒まわりや細かい部分はお家によっても変わってきます。

そういった所は大工さんがひとつ、ひとつ図面をみながら詳細部分を手刻みで加工しています。

  

(※)仕口とは

直交している梁同士や柱と梁など、向きを変えて接続している部分や接続する方法のこと。

(※)継手とは

名前の通り、木と木を継いでいる部分のこと。

一本では渡せない梁などをつなぎ合わせるのが継手です。

 

昔ながらの古民家では柱や梁などの構造材は別のお家のものをリサイクルして使っている事が良くあります。

その為、築60年くらいのお家でも柱や梁が実は300年くらい前のものだった。ということもまれにあります。

ほぞ穴が柱などが全くない部分にある。といった場合はもしかしたら、そのお家が建つずっと前から使われている梁だったという可能性もあります。

泉田中の住宅再生モデルでもそういった一部分仕口や継手が見える部分がありますので

ご見学の際には一度、見てみて下さい!

 

(春崎)


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