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新入社員の仕事 ~積算室~

新入社員の和田と申します。

今回は、新入社員がどのような仕事をしているのかを紹介いたします。

積算室では、その名の通り、積算をしています。プラン図を見て、数量などを拾い出し、見積を出します。お金に直接かかわってくる内容なので、とても緊張しながら作業をしています。まだ、新入社員なので、毎回、上司に確認してもらっているのですが、出来るだけ早く、確認をして貰わずに、一人でできるようになりたいです。

少し話が長くなってしまいましたが、これから、作業内容を少し、お話ししようと思います。

まず、図面を見ながら拾い出しをするのは、基礎です。コアー建築工房では、基本、ベタ基礎なので、拾い方が決まっています。基礎部分は、立ち上がり部分、べたの部分(平らな場所)に分けて拾います。基礎には、配筋が組まれているので、色々な種類の基礎を分けて拾います。立ち上がり部分にも、2種類あり、外周(外に面している部分)と、内周(室内部分)でも、分けて拾います。これは、外周と内周によって背筋の組み方が変わるからです。

ほかにも、ガレージ部分や、ポーチ部分など、コンクリートを打つ場所も拾います。

次に、屋根を拾っていきます。

屋根は、室内に面している部分と、そうでない部分(外部)で分けて拾います。これは、屋根の断熱材の数量などを拾う際、外部には必要ない為、分けて拾います。(分けないと、無駄なコストがかかってしまいます…)

屋根の拾い出しは、面積を拾っていくのですが、屋根には、勾配があるため、平面(真上から見た面積)で計算した時より、実際は少し大きくなってしまいます。なので、勾配係数というものをかけて、計算していきます。勾配係数は、勾配によって決まっており、3寸であれば、1.04という数字が決まっています。その係数を面積にかけることにより、しっかりと面積を拾うことができます。

例えば、平面での面積が50㎡の屋根で、3寸勾配だった場合、50×1.04=52㎡となります。このようにして、面積を拾っていきます。この面積は、板金や、野地板などの材料の数量を拾う際に、必要になります。ほかにも、雨樋や、水切りなど、屋根に必要な数量も拾っていきます。

今回は、基礎と屋根の拾い出しについて、お話ししました。

次回は、別の拾い出しについて、お話ししようと思っているので、よければそちらも宜しくお願い致します。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

(和田)


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