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手水鉢にフローティングフラワーベースを浮かべて、美しく長く花を愛でるための試み!

コアー建築工房社屋の玄関は2階にあり、そこへは道路から外部の階段を上って行くのですが、その階段を登り切ったところに、石の手水鉢が置かれています。常に水を張ってはいるのですが、流れもない長時間溜まったままの水で手を洗う人がいるはずもなく、主な利用者は、カラスをはじめとした野鳥たちで、水を飲んだり水浴びをしたりしているようです。

 

せっかく人の手で水を張っている手水鉢なのだから「人」のためにも利用しようと、最近ここへ花や木の葉を浮かべてみるようにしてきたのですが、予想通り少し時間が経てば花全体がどっぷりと水面下に浸かった状態になってしまっておりました。

 

 

 

 

 

 

 

だったら、花が沈まないようなシカケを作ってみよう!というのが今回の試みです。

考え方は単純。花が水に浸かってしまわないように、何かを浮かべてその上に乗せよう!というものです。

とは言え、「花そのものが水面上に浮かんでいるように見せたい」と思ったので、選んだものはこれ↓

厚み0.5㎜の透明の塩ビ板。コーナンで買いました。

さらに存在を目立ちにくくするには、四角より丸だろ!ということでカットすることにしました。

 

コンパスで円を描き、

 

ハサミで切り抜きました。

ガタガタの円です。仕事が粗いなー。

それを木片の上に置いて、電動ドリルで真ん中あたりに穴を開けました。

↑あまりにも円がガタガタだったので、周りを軽くサンダー掛けし、ちょっとだけ形を整えました。

そして、水に浮かべてみました。

見事に浮かんでいる!ように見えますが、実はこれ、水の表面張力がなせるワザで、少し突っつくと、ゆらゆらと沈んで行ってしまいます。

塩ビは水より比重が大きかったようです。浅はかでした。

それでも、せっかく作ったのだからとりあえず花は活けてみよう、と開き直り花材収集。

↑手水鉢のすぐそばの植え込みのツツジと

↑敷地入り口横の石のフラワーベース下に生えていた草花(名前が分かりません)を摘んで、透明フローテイングベース中央に開けた穴に挿します。

そして、それを手水鉢の水面にそっと置いてみました。

↑とりあえず浮いています。目論見通り、ベースの存在感はほとんど無い感じです。ちなみにモミジの葉は直に浮かべています。

穏やかな風を受けて、花は水面をゆるりと移動してゆきます。そんな様子の写真を何カットかアップしておきましょう。

この状況を、カラスや野鳥たちは、どう受け止めることでしょうか!?

まあ、彼ら(彼女ら?)にとっては、水浴びするのに邪魔な存在でしかないでしょうけどね。

 

透明なベースにこだわって、今回の試みとなりましたが、別にベースが見えていたって構わないかもしれません。例えば木片でしたらしっかり水に浮くでしょうし、一枚の板に穴をいくつも開けて、フラワーアレンジメント風にして浮かべるのもありか、と思えてきました!

気が向いたら、また別のものを作ってみます。

ということで、本日はここまで!

(梅谷)

 


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