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土地探しのポイント

土地とは究極の限定商品

「自分にとってや家族にとって最高の土地が欲しい」

それはお土地探しをされている方が考えられている事だと思います。

しかし、実際には思い描いた土地を探すのはとても大変です。

今回は土地探しのポイントをお伝えさせて頂きます。

 

 

その① 販売価格に含まれない費用

建物をこだわりたいから出来るだけ土地の値段は押さえたい!

という方も多いのではないでしょうか。

しかし、ただ価格に書いてある値段だけで建物が建てられるわけではありません。

図1

こちらのお土地は価格は980万円となっていますが、

敷地を見てみると「古家有り」になっています。

 

このお土地の価格には「解体費用」が入っていません。

解体費用はどんな建物が建っているかで大きく変わってきます。

単純な大きさはもちろん、木造や鉄骨造、鉄筋コンクリート造など構造によっても変わってきます。

 

その他にも

土地を購入するための仲介手数料

ローンを借りて購入する場合にはローンの諸費用

道路と土地に高低差がある場合には土地を造成するための費用などがかかってきます。

上下水道や電気の引込み、ガスの引込みが必要な時もあります。

 

値段だけでなく他の要素もよく見て選ぶことが大切です。

 

その② 交通

交通の便利さも気になるところです。

図2

こちらのお土地は駅からバスまで7分、そこから徒歩で3分です。

この徒歩3分というのが難しい所です。

土地情報に書かれている徒歩○分というのは

分速80mで歩いたとして計算され、1分未満は繰り上げされています。

その為、お年寄りや小さいお子様などは徒歩3分で歩けるかというと難しいかもしれません。

また、坂道があったり、車通りが多い道だったりすると大人でも3分で歩けるかわかりません。

実際にどのくらいあるのか歩いてみるのも良いかもしれません。

 

しかし、駅までの徒歩が近いところは近隣商業地域や準工業地域など店舗や娯楽施設が多いこともあり、住みやすいとも限りません。

 

その③ 都市計画

建ぺい率や容積率も注意するべき所です。

図3

建ぺい率は”その敷地にどのくらいの大きさが建てられるか”です。

こちらの土地は建ぺい率が50%です。

という事は50坪のお土地の場合、1階部分だけで25坪ほどのお家が建てられます。

残りの25坪はお庭や駐車スペースになります。

 

図4

こちらが建ぺい率の小さい地域です。

お庭部分も多く建物が密集しにくいのが特徴です。

 

図5

こちらが建ぺい率の大きい地域です。

お庭部分が少なく、建物が密集しやすくなります。

 

次に容積率とは”その敷地にどのくらいの高さの建物が建てられるか”です。

例で出した敷地の場合、容積率が100%です。

50坪の敷地に1階、2階合わせて50坪のお家が建てられます。

これが150%や200%になってくると3階建て、4階建てのお家が建てられます。

 

 

 

 

 

 

 

図6

こちらが容積率の小さい地域です。

ほとんどが2階建ての建物で低層になりやすいです。

 

 

 

図7

 

こちらが容積率の大きい地域です。

上と比べると3階建ての建物が増えています。

高層化しやすいのが容積率の大きい地域の特徴です。

 

しかし、建ぺい率や容積率の多い地域も悪い所ばかりではありません。

このような地域は駅が近く、交通の便がとても良い所が多いです。

 

どんな土地にも良い所と悪い所があります。

その中でも周辺状況は常に変化します。

多くの住宅は30年で建て替えられ、住んでいる家族も変化します。

隣が空き地で陽当たりがよくても何年後かにはお家が建てられ陽当たりが悪くなったり、その逆があったりと環境は変わっていきます。

コアー建築工房では、その土地に起こりうる最悪の状況も考えて間取りをご提案させて頂いております。

その土地の周辺状況だけを見てその土地を諦めるのではなく、

どんなお家にしたいのか、どんな暮らしをしたいのかを教えてください。

それぞれのご家族、その土地にあったお家をご提案させて頂きます。

 

 

 

(春﨑)


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