私は古民家が好きで、以前このブログで「古民家の郷、橿原市今井町を訪ねて」という記事を書きました（その時の記事はこちら）。本日は、そのささやかな続編です。

 

橿原市今井町の古民家集落の中には、そこを訪れる観光客をターゲットとした「古民家をリノベーションした店舗」が散見されます。

3月のとある日曜日、その中のひとつ「ハックベリー」というカフェに行ってきました。今回は、そのレポート記事です。

 

まずは店構えから。こんな感じです↓

築150年の町家をリノベーションしたお店です。日曜日とあって、内外に順番待ちの人たちが見られました。

 

↓店先に立てられていたメニュー看板。

このカフェは、オープンして8年ほど。オープン当時から使われていた看板かどうかは分かりませんが、いい具合に年季が入った感があり、店構えと調和しておりました。

お店の中に入ると、ホールは吹き抜けとなっており、むき出しの大きめの梁がこの建物の歴史を物語っております。中にも順番待ちの方が、、、

 

私たち（知人と行きました）は予約していたので、スムーズに席へ案内されました。

この席は、実は地下。

一緒に行った知人によると、「以前来たときは地下の席はなかった」とのこと。店の方にお聞きすると、「営業を続けながら、夜な夜な自分たちで、重機が入らないので手堀りで地下を造った」という、建築会社に務める私には信じがたい答えが返ってきました。

隣の席のお客さんが出ていかれてから気づいたのですが、壁際に設置された木製ベンチの上にはカラフルなクッションがずら～り。

よく見ると、天井に張られた材料がエリアごとに違っていたり、壁がラフな塗り壁であったり、アンティークガラスを室内窓に組み込まれたりと、内装も手作り感満載です。

お店のホームページによると、内装はオーナーがセルフリノベーションした、とありました。手掘りの地下室といい、お見事です！！！

ついでに、どうでもいい話ですが、この日ランチでいただいた料理はこちら。

特製アボカド丼。アボカドのほかに、厚切りベーコンと野菜、半熟タマゴに刻み海苔がトッピングされた、ボリューム満点の一品。美味しゅうございました。

 

伝統ある古民家が生き残って行く手段のひとつとして、リノベーションがあります。当社も、堺市内で古民家（こちらは農家）をリノベーションして、モデルハウス兼イベント施設として活用しております。

大切な文化遺産「古民家」を、良い形で未来に引き継いで行きたいものです。

それにしても、ハックベリーのオーナー様、根性あり過ぎです！

（梅谷）

 

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