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『自然が生み出す木』(森林ツアーに参加致しました)

こんにちは。総務の藤田です。

先日は、お施主様の着工式に参加させて頂きました。

コロナ対策での着工式なので密にならない様にと会議室と倉庫でリモート形式で行われましたが、お施主様の想いをお伺いする事が出来、コアーのお家の素晴らしさを日々実感している私は、うるうるしてしまいました。

入社して5ヶ月ですが、入社当初は全てが初めての事ばかりで毎日アップアップでしたが、1ヶ月経過した頃から体感でしっかり実感できたので、コアーのお家はセラピーだなぁ。。と感じだしてからは、お施主様のお家の完成は私にとっても羨ましくもあり待ち遠しくも感じます。。。

M様、K様、コアーのお家でくつろげる日が楽しみですね。

さて、今回頂いたブログのお題は、「素材」についてです。

7月17日に弊社の森林ツアーに参加して参りましたので『自然が生み出す木』というタイトルでお話させて頂きたいと思います。

木材の取引業者さんの木材工場、製材所、実際に伐採されている森林までお伺い出来る事ができました。

先ずは、木材が広ーーーい敷地内に沢山の丸太が並んでいる業者さんへ。

微笑ましい後ろ姿に思わずシャッターチャンス!!でパシャ!!★

 

丸太の強度を調べるには、丸太のカットした面を金槌で叩いて周波数を測る機械で数値を出し含水量が分かるそうです。含水量が少なければ良質というお話を伺いしました。

この方法は25年前くらいから続いてるそうです。感覚や見た目では無くてしっかりと検査されておられる事を知りました。

今回の森林ツアーですが、森林の手前まで車両で乗り付け少し歩いた先に伐採されている山の見学でした。

当日は、小雨が降っていましたが、山から木を運ぶ作業を見せて頂きました。

山と山に張っているワイヤーに木をくくりつけ木を下ろす所までは、空中移動?!(分かりやすくお伝えするとユーフォーキャッチャーの感じと同じです)して下ろす…という衝撃な現場を見させていただきましたがあっという間の作業でしたが迫力が凄かったです、、

その後、木達は、ブルドーザーの様な形をした特殊な機械で木の長さを素早い速さで測り側面をカットするという何とも斬新な機械さばきも見学され、見ていた皆さんも驚かれていたに違いないです。。

(思わずマジンガーZや鉄人28号を思い出してしまいました。。。)

今回の森林現場ですが、一年半かけて伐採されるそうです。

ところで、山のてっぺんにワイヤーを張るのは、現代ではドローンが活躍してくれてるそうですが、以前までは職人さんがワイヤーを持って行って張る大変な作業だったそうです。

それでも今でもてっぺんまで登るのに40分くらいかけ、ワイヤーに木を巻きつけられておられるそうです。。

命懸けの作業で頭が下がります。。。

現在では、木の職人さんが少なくなってきてるそうです。

本当に毎日気を付けて作業なさってくださいね。。

山に木を植えての木作りについてですが、丸太用の木ばかりでは無くて広葉樹をてっぺんに植える事により広葉樹の葉っぱが腐葉土になる様に植えられてるとの事でした。

葉っぱが枯れて腐ることにより虫が増え、鳥が来て排泄をし、雨が降りの繰り返しで、いつの間にかその葉が土と化しその下の土の中の微生物にとっても良い環境になり成長期の木が立派な木になるように広葉樹の自然の力の循環作用で木造りされてるという事で、ほっこりしてしまいました。

 

 

鳥の排泄…という事で、余談になりますが、

古来日本の女性は、鶯の糞を乾燥させて粉にしてニキビ治療薬として利用したり、キメが細かくなったり肌のくすみやシミが取れて色白になるので美肌効果として愛用されていたそうですよ。

漂白酵素の力で、着物の染み抜きとしても利用されていたそうです。

 

 

木の節(フシ)についてですが、木の上側に多いそうです。

この節ですが、調べましたところ以前までは製材業界ではイメージは良くなかったそうですが、最近では木材の加工技術の発達などにより、節を1つのデザインとし家具などの木製品が注目を集めているそうです。

先日、社屋の節をしっかり見てみると節は木の年輪という事なんだと恥ずかしながら知りました。

枝が生まれ、枝も木の一片として立派に育った証なんだと知ると何とも愛おしく思えました。

(↑こちらは、バウムクーヘンではございません。。丸太の年輪です。^^アップにしてみるとこんな風になってるのですね。。。)

 

節の位置や大きさから木の成長履歴を表し、長い年月を経て育った立派な木ほど、大きくて味のある節が存在するそうですよ。

今までイメージが良くなかった節は、その主である幹に対して唯一主張してくれる存在だったのですね。脇役さんなんですね。

木製品は使用される木材の色や木目や節の有無によって顔色が全く異なります。

身の回りの木材を見かけた時には節探しをしてみてはいかがでしょうか?

森の中でそびえ立つ木の成長過程をイメージできるかもしれませんね。

 

森林ツアーに連れて行って下さった上司のUさん、往復の長時間の安全運転、見学後に乗り込む車両が涼しくて新人の私達にいつも快適さを作って下さったり、お施主様にも見せる数々のお心遣いを感じました。暑い中、本当に有難うございました。

大変長くなってしまいましたが最後まで読んで下さりありがとうございました。